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今日 - 合計 - DESIREの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時01分02秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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色つきの枠がステージです。他にもあるかもしれません。 キャラクターやシナリオ等により、隠れられない場所もあります。 SIREN1 大字粗戸 石川家倉庫陰 六角家裏手 大字波羅宿 川崎家玄関 石造橋横U字道 高谷家(物置) 中島家裏 火の見櫓と高谷家の間|物置小屋陰 吉村家 蛇ノ首谷 山中の平地 山中段差下 選鉱所休憩室 選鉱所東側入口 選鉱所中央 電話ボックス陰 ステージ右端 刈割 廃倉庫 水門 田堀 勝手口 下宿部屋 倉庫裏 倉庫内 離れ裏 風呂 納戸 羽生蛇村小学校 女子便所個室 男子便所個室(一番手前) 図書室棚の陰 各教室の掃除用具入れ 蛭ノ塚 神社内 石窟 廃屋内 祠裏 SIREN2 第一砲台跡 行き止まりの地下通路 棲息掩蔽部甲 棲息掩蔽部乙 棲息掩蔽部丙 電灯所入口右脇の草むら 電灯所ブレーカー脇 トンネル中ほど 武器庫甲 武器庫乙 砲台屋上の瓦礫 南側砲座跡階段脇 夜見島金鉱 インクライン制御室2階 休憩室物置 送風機系機械室 詰め所 夜見島港 区画管理棟階段裏 資材倉庫 ドラム缶陰 ロープウェイ 夜見島遊園 裏門先街灯陰 花壇近くの売店 観覧車脇のドラム缶 コーヒーカップ入口脇 コーヒーカップ奥のカップ陰 券売機左脇 売店裏 SIREN NT シナリオ・キャラクターによって、隠れられるかにかなり違いが出ます。 エピソード1-2 廃屋軒下 廃屋居間の棚 刈割 燃料置き場 犀賀医院 各病室ベッド 各便所個室 地下廊下のロッカー 焼却炉 ロッカールーム 303号室横の廊下のベッド 受付 ???? 上層 家屋1押入れ 廃屋押入れ 田掘 各部屋の押入れ 納戸の棚 下宿部屋の棚 勝手口隅(外) 波羅宿集落 各家屋押入れ 三田村家1階の棚
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SIREN:NT フェイタルムーブ(ヒートアクション)とは フェイタルムーブの発生条件相手の種類 相手の向き 相手の状態 場所の広さ、高低差の有無 武器 場所限定フェイタルムーブについて その他の注意点 小ネタ ハワード対男屍人正面ヒート 背面ヒート 対女屍人正面ヒート 背面ヒート 対蜘蛛屍人 サム対男屍人正面 背面 対女屍人正面 背面 対蜘蛛屍人 メリッサ対男屍人正面 背面ヒート 対女屍人正面 背面 対頭脳屍人(EP5-2)正面 背面 対河辺幸江(EP5-2)正面 背面 ソル対男屍人正面 背面 対女屍人正面 背面 犀賀院長対男屍人正面 背面 対蜘蛛屍人 対頭脳河辺正面 対三田村家の押入れ(EP9-4) 特殊ヒート ※場所限定エピソード2、チャプター2 エピソード2、チャプター6 エピソード4、チャプター2 エピソード7、チャプター2 エピソード7、チャプター4&エピソード12、チャプター2小ネタ:ソルを投げ落とす エピソード8、チャプター2 エピソード11、チャプター2 エピソード12、チャプター4 屍人特殊 ※場所限定エピソード7、チャプター4&エピソード12、チャプター2 エピソード11、チャプター2 屍人ヒート対男プレイヤー正面 背面 対女プレイヤー正面 背面 フェイタルムーブ(ヒートアクション)とは 屍人との戦闘中に挿入される、屍人を倒すカットイン演出のこと。 屍人側にも同様に存在し、プレイヤーキャラが倒されてしまう。 公式では狙って出せるものでは無いと言われている。 が、条件を満たしさえすれば簡単に狙って出せる。 楽しい屍人狩りライフの幕開けである。 フェイタルムーブの発生条件 相手の種類 対する屍人が人型屍人、蜘蛛屍人および頭脳屍人(6-2・10-4・11-4以外)の場合発動可能。 人型屍人の場合は男であるか女であるかも重要。 エピソード7-2に登場する頭脳屍人は人型屍人(男)に属す。 羽根屍人では発生しない 相手の向き プレイヤーキャラと向かい合っている状態(以下、正面) プレイヤーキャラに背を向けている状態(以下、背面)の2つに分かれる。 蜘蛛屍人の場合、背面フェイタルムーブは存在しない。 相手の状態 大半の場合、相手の体力が半分を切ると発動可能になる。 なお、相手が非警戒時の背面フェイタルムーブは体力に関係なく、一撃必殺となる。 相手が攻撃モーションに入っていても発動可能 場所の広さ、高低差の有無 極端に狭い場所(狩武食堂内など)では発動が困難となる。(発動自体は可) 棚田などの高低差のある場所や、坂(どんなに緩くとも)では発生しない 武器 フェイタルムーブする武器としない武器がある。 男屍人にフェイタルムーブしたとしても、女屍人にフェイタルムーブするとは限らない。 正面フェイタルムーブが発生したとしても、背面フェイタルムーブが発生するとは限らない。 傘や布団叩き、アルトリコーダー等はフェイタルムーブそのものが発生しない プレイヤーキャラ、シナリオによっても発生武器は若干変化するサムの鎌フェイタルと、ハワードではモーションが異なる。 2-6では2-2で出来た鉄パイプのフェイタルムーブの一部が発生しなくなる。 5-2では案内板フェイタルは無いが、8-4では存在している。 短銃の正面フェイタルムーブは相手の攻撃モーション中に発砲。つまり、カウンター攻撃をすると発生させやすい。 短銃(改造散弾銃)での殴り攻撃の場合、カウンターをせずとも良い。また、この場合のフェイタルムーブは銃弾を消費しない。 場所限定フェイタルムーブについて 1度しか発動出来ない。 場所限定技は特定の屍人限定では無く、同じ性別の屍人なら発動可能。発見状態になってしまった場合、体力を半分減らせば良いだけのこと。 屍人の向きも関係ない。2-6で屍人が戦闘状態+逆の方向を向いていても、エレベーター前で背面攻撃を行えば発動可能 その他の注意点 アマナはフェイタルムーブが発生しないが、屍人もフェイタルムーブを使ってこない。ただし、エピソード2-4では普通に首折りや貫手を使ってくるので注意。 時折自動で発生することがある(特にEasy)。条件は不明。 連続攻撃を2回目で止め、また連続攻撃2回…というふうにやると発生させやすい。大攻撃やダッシュ攻撃でも発生するが、連続攻撃の3回目では発生しない。 武器のリーチとフェイタルムーブの発生範囲が微妙に違うっぽい。 小ネタ 正面からでも非警戒時なら一撃必殺となる。屍人が復活し、視界が表示された瞬間や、下を向いている時に斜めから攻撃するなど。 上粗戸ステージ(7-2、11-4)では、主観視点でのフェイタルムーブが可能。 ハワード カタコトの日本語が愛らしいと評判の彼だが、相手が屍人となると言葉が乱暴(Go To Hell!)かつ下品(scumbag!)になる。 魔法瓶ヒートは最早ギャグにしか見えない。 対男屍人 正面ヒート シャベルを胸に突き刺し押し倒す(シャベル) 鎌で足を斬りつけ、ひざまずいた相手の顔を斬りつけ(鎌) 腹を刺し、怯んだ相手の顔を切る(目戸斧) 寄ってくる屍人を蹴り返し、顔面にスイング(杵、ハンマー) 肩に刃を突き刺し、引き倒す(平鍬、切斧) 腹を突き刺した後蹴り倒し、とどめの振り下ろし攻撃(三枚鍬、つるはし) 顔を掴んで喉を掻っ切る(熊手、鉈) 掴みかかって頭部殴打4連撃(灰皿、トロフィー、魔法瓶) 寄って来る屍人に顔面殴打3連撃(白いギター) 腹を刺し、喉を斬りつける(包丁) 銃で殴って怯ませ、頭部に発砲 (38口径短銃) 殴り怯ませ頭を掴み、右眼に発砲(改造散弾銃) 背面ヒート 背後から柄で首を打ち、倒れた相手にとどめ(平鍬、三枚鍬、切斧) 背中に刃を突き刺す(熊手、鉈) 背後から拘束し、こめかみに発砲(38口径短銃) 背後から拘束、背中にゼロ距発砲(改造散弾銃) 背後から足を打ち、倒れた相手にとどめ(杵、ハンマー) 対女屍人 正面ヒート 足を引っ掛け転ばせ、倒れた相手にとどめ(平鍬、三枚鍬) 足を打ち、バランスを崩した相手の顔を攻撃(鉈、熊手) 肩を掴み、腹を2度刺す(包丁) 背面ヒート 背後から拘束、首折り(平鍬、三枚鍬) 対蜘蛛屍人 わき腹を突き刺した後、喉を掻っ切る(包丁、ドス:エピソード11-4限定) 腹を踏みつけ発砲(改造散弾銃) 顔面を蹴り飛ばした後ハンマー振り下ろし(ハンマー) 顔面を殴り、腹を踏みつけとどめの一撃(スパナ、ネイルハンマー) 左腕(左前足?)を殴り、バランスを崩した相手にバールを腹に突き刺し(バール) 鉄パイプを腹に突き刺す(鉄パイプ) サム 鉄パイプで老人達を襲いまくる民俗学者。 ベラ「ダディクール!」 対男屍人 正面 肩に刃を突き刺し、引き倒す(切斧) 銃で殴って怯ませ、頭部に発砲(38口径短銃) 腹を突き刺した押し倒し、とどめの振り下ろし攻撃(つるはし) 寄って来る屍人に顔面殴打3連撃(鉄パイプ) 鎌で腹を刺した後、押し倒して鎌振り下ろし(鎌) シャベルを胸に突き刺し押し倒す(シャベル) 背面 背後から柄で首を打ち、倒れた相手にとどめ(切斧) 対女屍人 正面 突きで転ばせ頭を殴る(鉄パイプ) 背面 肩叩く→屍人振り向く→顔面に鉄パイプスイング (鉄パイプ) 対蜘蛛屍人 顔面を蹴り飛ばした後ハンマー振り下ろし(ハンマー) 顔面を殴り、腹を踏みつけとどめの一撃(スパナ) メリッサ 母は強し。 案内板を使いこなしている。 頭脳屍人に対する仕打ちが酷い。 対男屍人 正面 頭を斬りつけ、耳を押さえて苦しむ屍人にとどめ(目戸斧) 背面ヒート 背後から2度の斬りつけ(目戸斧) 対女屍人 正面 殴打4連撃(案内板、熊手) 顔面を3度斬りつけ(鉈、鎌) 背面 背後から背中に刃を突き刺す(鉈、鎌、熊手) 対頭脳屍人(EP5-2) 正面 殴打4連撃(火掻き棒、案内板、メス、包丁) 背面 2度殴った後突き刺し(火掻き棒、案内板、メス、包丁) 対河辺幸江(EP5-2) 正面 殴打4連撃(火掻き棒) 飛び掛ってきた相手の腹に刃を突き刺す(包丁、メス) 背面 背後から背中に刃を突き刺す(包丁、メス) ソル 特殊ヒートが充実している。 汎用ヒートは全て既出モーション。 対男屍人 正面 肩に刃を突き刺し、引き倒す(切斧) 掴みかかって頭部殴打4連撃(テレビカメラ) シャベルを胸に突き刺し押し倒す(シャベル) 腹を突き刺した後蹴り倒し、とどめの振り下ろし攻撃(つるはし) 寄って来る屍人に顔面殴打3連撃(鉄パイプ) 背面 背後から柄で首を打ち、倒れた相手にとどめ(切斧) 対女屍人 正面 突きで転ばせ頭を殴る(鉄パイプ) 背面 肩叩く→屍人振り向く→顔面に鉄パイプスイング (鉄パイプ) 犀賀院長 モーションは既出が多い。 エピソード9-4にて眼球に異常な執着を見せる。 思ったより対幸江ヒートが充実していない。 対男屍人 正面 寄って来る屍人に顔面殴打3連撃(バール) 寄ってくる屍人を蹴り返し、顔面にスイング(杵) 銃で殴って怯ませ、頭部に発砲(38口径短銃) 肩に刃を突き刺し、引き倒す(大鎌) 腹にカッター突き刺し、貫通(ワイヤーカッター) 腹を刺し、蹴り倒した後とどめの一撃(つるはし) 殴り怯ませ頭を掴み、目玉に発砲(改造散弾銃) 背面 背後から柄で首を打ち、倒れた相手にとどめ(大鎌) 背後から足を打ち、倒れた相手にとどめ(杵) 背後から拘束し、こめかみに発砲(38口径短銃) 背後から拘束、背中にゼロ距発砲(改造散弾銃) 対蜘蛛屍人 腹を踏みつけ発砲(改造散弾銃) 顔面を殴り、腹を踏みつけとどめの一撃(ネイルハンマー) 腹に刃を突き刺す(つるはし) 対頭脳河辺 正面 正面から腹にカッターを突き刺し、引き抜いて頭に叩きつける(ワイヤーカッター) 対三田村家の押入れ(EP9-4) 左眼球に殴打3連撃(フライパン) 3度斬り付け、4度目に左眼球を突き刺し、勢いよく引き抜く(刃広、大鎌) 2度斬り付け、3度目に右眼球をぶっすり(ドス、鋸、割れたビール瓶、蕎麦切り包丁) 特殊ヒート ※場所限定 まさにヒートの中のヒートって感じ。 一部の技では敵が生き返らず、永眠してしまう。 エピソード2、チャプター2 武器:鉄パイプ 場所:鉱山事務所前の扉 条件:鉱山事務所前の女屍人を扉前で背面攻撃こちらを振り向いた屍人の顔面を殴り、頭を掴んで扉の窓にぶち込む エピソード2、チャプター6 武器:鉄パイプ 場所:エレベーター前 条件:男屍人をエレベーター前で背面攻撃エレベーターの穴を覗き込む屍人を背後から強襲、そのまま穴に突き落とす 武器:38口径短銃 場所:鉄橋上 条件:相手がつるはし装備であること。シャベル、鉄パイプ所持では不可。 条件2:男屍人を鉄橋上で正面攻撃。撃たれてバランスを崩した相手の足を持ち、橋から落とす。 短銃のおっさんを落とすことも可能 エピソード4、チャプター2 武器:狩猟散弾銃orバール 場所:狩武食堂内、はにゅうめんのあるテーブル 条件:嶋田がはにゅうめんを食べていること 条件2:背後から近接攻撃。銃撃、警戒状態不可。カウンターのテレビを嶋田の頭に投げつける エピソード7、チャプター2 武器:つるはし 場所:廃屋の便所内 条件:頭脳屍人or男屍人を背面攻撃背後から強襲、倒れた相手の背中につるはしを突き刺しグリグリ。 院長を便器に沈めてお楽しみ(ry ※アクション後頭脳屍人は便器に頭を突っ込み永眠。男屍人は一定時間で復活。 エピソード7、チャプター4&エピソード12、チャプター2 武器:素手orスパナorドス 場所:ドスの刺さっている屋根の上、道路に面した壁の無い場所 条件:蜘蛛屍人に正面攻撃。飛び掛ってきた蜘蛛と揉み合い、屋根から投げ落とす。 小ネタ:ソルを投げ落とす 12-2、Easy推奨、自販機は押さないこと 蜘蛛の掃討まで進む 銃を入手したら、右を向いて2匹射殺。ソルが降りてくるまで待つ。 ソルが降りてきたら射殺。復活までの10秒間、他の蜘蛛を撃つなどして適当に時間を潰す。(全滅させないよう注意) ソルが復活したら、ダッシュ攻撃を当てる。 狙いがサムに変わるため、屋根まで移動。どんなに離れていても追いかけてくるので、待つ必要は無し。 ベラ「ダディクール!」 銃から打撃武器にチェンジしておいたほうが良い。 ソルを射殺しなくともダッシュ攻撃を当てれば可能だが、中々シビア。 エピソード8、チャプター2 武器:テレビカメラ 場所:合石中央立抗の崖 条件:「監視役」を背面攻撃背後から殴りつけ、しがみつく屍人を蹴り落とす 武器:テレビカメラ 場所:C号横の通路奥、酒飲み屍人がいる場所。 条件:男屍人に背面攻撃 背後からの攻撃を受け、勢い余り前方の杭に突き刺さった屍人を足でさらに押し込む。 ※サムパート前に酒飲み以外に発動すると軽くバグるので注意 武器:テレビカメラ 場所:鉄橋上 条件:男屍人を鉄橋上で背面攻撃背後から後頭部を殴打、倒れた屍人を掴み、鉄橋から投げ落とす ゴルゴ以外は鉄パイプやらつるはしやらを銃のように構えている、素手だと空気銃 傘を持った小学s(ry ※発動後、一定時間で屍人復活。 エピソード11、チャプター2 武器:不問 場所:不問 条件:杭を入手後、幸江を倒しアクションコマンド倒れた幸江の左胸に杭を突き刺す。永眠。 エピソード12、チャプター4 条件:弱った蚕子に煉獄の炎を当てる宇理炎と焔薙の力を使い、とどめの一撃を放つ 屍人特殊 ※場所限定 エピソード7、チャプター4&エピソード12、チャプター2 場所:怪力屍人の侵入出来ない通路や扉前 条件:怪力屍人の伸ばしてきた腕に捕まる片手で絞殺 エピソード11、チャプター2 場所:梯子を昇ったあとのゴール前通路 条件:怪力屍人が生存、かつ近くにいることコロネちゃんの右手つっぱり攻撃、犀賀即死 屍人ヒート 人間に出来て屍人に出来ないはずが無い。 首を折ったり、腕を突き刺したり、羽生蛇村民はタダ者では無い。 対男プレイヤー 正面 左手で首を掴み、眉間に発砲(短銃or改造散弾銃を装備した屍人) 首絞め(怪力屍人) 腕を伸ばし、片手で絞め落とし(怪力屍人) 首折り(半屍人) 背面 絞め殺し(男屍人) 背後から飛び掛り、首折り(女屍人) 対女プレイヤー 正面 首折り(男屍人) 腕突き刺し(女屍人、ナース、幸江) 背面 首折り(男屍人) 腕突き刺し(女屍人、ナース、幸江)
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FAQ Q このゲーム面白い? A 面白すぎてネイルハンマーが出ます Q 発売前なのにプレーしてる人って何なの?おかしいの? A DL先行発売だよ。2008年7月13・14日限定。詳しくは公式サイトを見るんだ Q なにこの屍人ってやつ。倒しても復活するんだけど? A そういう仕様です。某ゲームのゾンビと違って復活しますよ。復活のタイミングはマチマチで、倒したら2度と起きないのもいるし、1分も立たないうちに復活するのもいるから、行動は迅速に行おう。 Q 画面が暗くてわかんないお・・・ A テレビの明暗設定なんかをいじくってみよう。でもあまり明るすぎてもダメだよ。 Q ぶっちゃけ難易度どうよ? A 難しいと思うならEasyでやれば良いよ。前作・前々作と比べると、難易度はかなり落ちています。ちなみにゲームの途中で簡単に難易度が変えられます。 Q スナイパー(狩猟銃を持つ屍人)ウゼェェェェェ A CHやEPの攻略を参考にしよう。共通する基本事項は、まずは視界ジャックして、自分の進行方向を見ていないと判断した時に一気に走りぬける事。相手によってはトロッコなどのイベントで倒すことも出来る。どうにもだめならEasyでやれば良いよ。 Q アーカイブの28が手に入りません A やらなければいけないことが二つ、1.エピソード4チャプター2の食堂にある羽生麺を銃で破壊する。2.頭脳屍人を倒さないで御福屋に行く。そうすると御福屋にカウンターに落ちている。 Q ところで「SDK」ってなんだい? A PS2版「SIREN」の主人公・須田恭也の事。彼のネット掲示板での HN(ハンドルネーム)がSDK。 Q ところでこの俺を視界ジャックしてみないか? A すごく・・・おおきいです・・・ Q タスケテーヒトガシンダー A Doom! Q クリアしたらどうなる? A チャレンジモードが追加、真EDもある・・? Q ミニゲームがタイトルから選べないんだけど。 A ミニゲームはブラウザゲーなので、ネットワークに繋ぎましょう。 コメント欄 [#ae5b16f4] 名前
https://w.atwiki.jp/jony02/pages/30.html
vsSIREN 【結果】敗北 【メンバー】JONY_ビチ、はたかぜ SIREN_JIKILs BREINs 【ルール】サブなしで行いました。一回戦TDM 二回戦TCM 三回戦SR 二回戦のTCMの時点で敗北確定…。もっと鍛錬せねば。 特にTCMは、時間切れ(タイムがリセットされない)になり残り3秒維持すれば勝ちだったのにケロタンを取られてしまい、自分が防衛しようとしたらあっけなくKILLされました…。 ごめんなさい、記念写真がなぜかなくなってました・・・すみません。
https://w.atwiki.jp/siren-wwf/pages/14.html
デュナミスボスディン氷河攻略[クリアルート] 突入口 ボスディン氷河 F-11 必要薬品 やまびこ薬 毒薬 3つぐらい 囮役 パウダーブーツ 抜き役 遠投(ブーメラン、ダーツ、弓など) 突起事項 ボス戦では参加者全員の協力が必要です。 ボス攻略記事について熟読をお願いします。 少人数クリアルートと注意事項 1. 2. . . . XX.大ボス攻略 大ボス名 以上、ここまでが少数人数による攻略方法になります。 Air s museumの転載記事(後で切り抜いて消す予定) 攻撃準備段階 ・スプリンターが坂を下りてボスを釣る。するとドラゴン4匹POP。 ・スプリンターがドラゴン4匹を引き連れて、ラングモント峠方面までマラソン。このとき最初の盾は坂でボスをダメージを与えない方法で釣り、フェイン付近でボスをキープ、マラソンで耐える。 ・スプリンター及びドラゴンが本隊前を通過。このときスプリンターにヘイトを乗る行為(ケアル等)は絶対にしない。 ・本隊前をドラゴンが通過後、本隊はフェイン広場南側へ。同時に盾を補助する係は補助を行う。 ・ボスにダメージを一定以上与えると、ドラゴンがボスのヘイトと同じになるので、ダメージを与えないようにしてボスをキープする。 ・スプリンターはそのまま峠方向へ。盾はケアルをもらいつつマラソン。本隊はこれに干渉しない。狩人数名を出し、影縫いで補助にあたる。 ・白にタゲが向きやすいので盾役は挑発等のアビリティなどを使用してこれを回避する。 ・この間、本隊は待機。攻撃は絶対にしない。 ・スプリンターが峠前に到着、ないしはそれに準じる位置まで到着したことを確認した後、本隊による総攻撃を加える。 ・フェインからマラソンした距離が、そのまま戦闘のリミット時間となる。 総攻撃 ・何度もワープするのでその度にタゲが切れる。スリップを入れること。 ・常時毒薬を服用し、スリプガに耐えること。 ・ワープの際にWSを撃って空振りすることに注意。マジックバリア(魔法無効)・エアリーシールド(遠隔無効)注意。交互に使用する。 ・敵の連続魔デスが来たらその間はワープしない、が10名程度の死亡は回避できない。連続魔スタン可能な赤/暗がいればこのタイミングで。被害を激減させることが可能。このタイミングはWSを叩き込むチャンス。 ・攻撃自体ダメージがあまり通らない為、ある程度長期戦になるが、極力速攻を心がける。 ・予想外に早くドラゴンが戻ってきている場合、補助としてマラソンランナーを追加し、絶対に広場に入らせない。 ・ボスを倒したら本隊の未クリア者は即座に???を調べる。 ・もしマラソンランナーに未クリアの者がいれば、あらかじめリレイズ付きの白をマラソンに付け、ボス討伐後マラソン役を交代し、蘇生後取得を行う。 ・どちらにしても広場、本隊にドラゴンが入った時点で血で血を洗う状態になるので、それ以降の攻略を考える場合を含み、時計を捨てて全員脱出するのが望ましい。(さらに攻略をする場合は再突入が良い。) ・ドラゴンは、スプリンターが死亡し、かつボスが1回でもワープすると戦闘速度でフェインまでもどってくる。 ・撃破までに十分な時間はあるが、極力速攻すること。 φ( ̄― ̄ )メモメモ2 黒PT処理は※ Ryy Qihi the IdolrobberヤグードシG-10池周辺南側 Knii Hoqo the Bisectorヤグード侍G-10池周辺南側 Ultrasonic Zeknajakオーク吟 ※G-10池周辺西側 Jeunoraider Gepkzipオーク忍 ※G-10池周辺西側 Tocktix Thinlidsゴブリン暗G-10池周辺東側 Brewnix Bittypupilsゴブリン白G-10池周辺東側 Gu Khu Dukesniperクゥダフ狩G-10池周辺北側 Gu Nha Wallstormerクゥダフ戦G-10池周辺北側 範囲魅了するのどれだっけ・・・
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SIREN2 part23-599,600,606,612,627,681、part24-13,267,274,344、part25-122,243、part26-60,472,474、part27-220 (途中まで) part38-441,443,446~452,460,461,463~466 (上記の続き) 599 :SIREN2:2006/07/26(水)02 20 33ID LEwIXp4X スマン、ageちまった シナリオ分岐する要素あるから、後につながる分だけ書きます。 父と、姉と慕う少女の3人で夜見島の蒼之久の集落に住む幼い少年、三上脩はある夜階下からのもの音に気づき、目を覚ました。 「お父さん・・・?」そういいながら階段を降りた先で見たものは、惨殺された父の死体だった。 必死に事切れた父を起こそうとするが、突如玄関に現れた、「犬を連れた男」に驚き、奥の間へと逃げ込むのだった。 窓から家の外へと逃げた脩は、両手を血に染めた、姉と慕う少女「加奈江」と一緒に、 なぜか加奈江を狙い、襲い掛かってくる漁師たちに見つからないように集落から逃走するのだった。 オカルト雑誌「アトランティス」の若手編集者の一樹守は29年前に島民が謎の消失を遂げ、 その後も近海で謎の消失事件の相次ぐ島、夜見島の取材を行おうとした。 夜見島へ行く手段が見当たらず、一時は途方にくれたが、その場に居合わせた盲目の作家「三上脩」 の計らいにより、彼がチャーターした漁船「翔星丸」に同乗することができた。 また、出港直前に駆け込んできたチンピラ風の男と、派手な格好の女を乗せ、 船は夜見島へと出港したのだった。 しばらくして突然船が大きく揺れだし、一樹が外に出てみると、海は赤く染まり、大きくうねり出していた。 船に必死にしがみつく船員の女性を助けようとするが、女性は流されてしまい、 大きな赤い津波によって船は転覆し、一同は海に投げ出されたのだった。 600 :SIREN2:2006/07/26(水)02 49 12ID LEwIXp4X 三上の父、三上隆平が殺害される少し前、網元である太田常雄の家に漁師たちが集まっていた。 彼らにとて余所者で、民俗学?者の三上は聖域を荒らす邪魔者であり、また彼が海岸で保護した少女、加奈江は 彼らが守る村の言い伝えにある「海から来た穢れ」でしかなかった。 太田常雄の娘、ともえが加奈江が黒い影のようものを海へ帰しているのを見たとう証言もあり、 加奈江討伐の決起ために集まったのだった。 太田以下、全ての漁師が緊張した面持ちだったが、反対するものは1人もいなかった。 海に投げ出された一樹は廃墟の港へ流れ着いていた。探索を始めようとした瞬間、 彼の視界の端を何かが横切った。一樹はそのまま朽ち果てた港湾施設を探索するが、 そのとき、人の死体を思しきものが動き出すのを見るのだった。 探索の果て、彼は小屋の中で気を失っていた美しい少女「岸田百合」と出会う。 「助けて・・!あいつらが私のこと探してる!」 一樹は訳が理解できなかったが、 その場に先ほどの動く死体「屍人」が現れ、百合に襲い掛かろうとした。 屍人を撃退した一樹は、百合を伴って廃墟の港を脱出するのだった。 ちょうどその上空を、一機のヘリが爆音を上げながら、急激に高度を落としていった。 夜見島近海を飛行していた陸上自衛隊の輸送ヘリが自機の場所を見失った上、 操縦不能に陥ったのだった。 夜見島に不時着したヘリは、奇跡的に助かった三沢岳三等陸佐、永井頼人陸士長、 瀕死の重傷を負った沖田宏二等陸曹を残し、全員死亡。 瀕死の沖田を前に泣きじゃくる永井と対照的に淡々と指揮を宣言する三沢。 観覧車らしきものを視認した三沢は永井とともに沖田を担ぎ上げ、移動を開始するのだった。 606 :SIREN2:2006/07/26(水)11 39 11ID bW9UhuMw 廃墟の遊園地にたどり着き、管理小屋の電話から外部への連絡を試みる三沢。 不時着の衝撃で無線機は壊れてしまっていた。だが電話が繋がる様子はない。 受話器を置き、銃を手に小屋の外へ出ると、永井が沖田の死体を前にして泣きじゃくっていた。 「オイ、そいつもう死んでるぞ」冷淡に声をかける三沢。永井を引き起こし、立たせようとしたが、 永井は再び座り込んでしまう。 その時死んでいたはずの沖田が突然動き出し、永井に向けて発砲したのだった。 永井に応戦を命じる三沢。永井は三沢から銃を受け取り、変わり果てた上官を打ち倒すのだった。 遊園地跡から脱出を試みる二人だったが、屍人として蘇ったかつての仲間が行く手を塞ぐ。 その途中、永井は奇妙なものを見つける。精神を高揚させる薬。三沢は自分のだと言って永井から取り上げてしまったが、 それはおおよそ三沢には縁遠いはずのもだった。もうひとつは紛失した装備を回収したとき、信管を含む発火装置は回収できたのだが、 C4爆弾がなくなっていたのだった。 遊園正門は厳重に封鎖されていたため、二人は遊園裏門からがけを乗り越え、遊園地を後にするのだった。 山道を行く一樹と百合。座るのに具合のよさそうな岩を見つけ二人は休憩を取った。 百合が島へ来た目的を話し出す。それはこの島に閉じ込められた母を助けるためだと言う。 驚きを隠せない一樹だったが、百合は続ける「母さんは鳩を飛ばし続けた、でも戻ってこなかった」 意味が理解出来ない一樹だったが「ずっと待ってた、あなたが来るのを・・・。あなたは私を助けてくれる・・・?」 懇願する百合に一樹は困惑しながらも、同行を決意するのだった。 夜見島出身の駐在警官、藤田茂は夜見島の金鉱跡を巡回していた。地元の漁師たちから無人のはずの島に女がいるのを見た、との通報があったためだった。 藤田は生来、余計な事によく首を突っ込む性質で、その事で、家族からは疎まれていた。 決定的だったのは数年前、情に絆されて窃盗犯を取り逃がし、警部補から現在の地位に降格されたときのこと。 妻は過労で倒れ、大学進学を諦めざるを得なくなった娘、朝子からは事実上の絶縁を手紙で通告される事になったのだった。 無線で連絡を取ろうとした藤田だったが、どうした事か無線が通じない。 その時、彼の視界を黒い塊が横切るのだった。 黒い塊は屍霊と呼ばれる凝り固まった闇に人面が浮かび上がったものだった。 屍霊の襲撃を懐中電灯と警棒で振り払い、高台の小屋から藤田は奇妙なものを見つける。 深い森の中に大きな客船が座礁しているのだった。 「はぁ~やんなっちまうなぁ。すまんなぁ、朝子。」 そうつぶやくと彼は客船へと急行するのだった。 612 :SIREN2:2006/07/26(水)13 29 57ID uOb6qP3u 再び移動を開始した一樹たちは、遊園地から脱出してきた三沢たちに出会う。 救助に来たのかと思い、駆け寄る一樹だったが、三沢は警戒を解かない。 ライトの光を怖れる百合を不審に思った三沢だったが、激昂した一樹が間に割ってはいる。 そのとき永井は信じられないものを目撃する。「三佐、あれ・・・」 一同はこちらに押し寄せる巨大な赤い津波を目撃するのだった。 その少し前、チンピラ風の男、阿部倉司とともに漁船に乗り込んだ女、喜代田章子は不思議なものを見ていた。 彼女は生まれつき場所や物に付いた過去の記憶を見ることが出来、その力を生かし占いで生計を立てていた。 (参照 http //www.yumemi-salon.com/j/index.html) 彼女は夜見島の漁港の、とても古い記憶の中に殺害された彼女の友人「多川柳子」の顔を見たのだった。 「なぁなぁそれ霊感てヤツ?実はさ、俺も昔みたことがあってよ~」 くだらない話で章子の思考をジャマする阿部は、その柳子の同居人であり、恋人であり、そして殺害の容疑者である。 柳子が殺害されたことを自宅のテレビで知った章子の下に突然ナイフを持った阿部が押しかけてきたのだ。 「俺は柳子を殺しちゃいねぇ!あの前にあいつにあっているんだ!」 そう喚く阿部。 彼は自宅で柳子らしき死体(顔が判別不可能なほどに殴打されていた)の発見する前に、階段で彼女とすれ違い、挨拶までしたという。 だが普段から粗暴で、柳子との諍いが絶えなかった阿部は真っ先に容疑者として指名手配されてしまう。 パニックに陥った彼は、柳子の友人で、彼が胡散臭がっていた章子のもとに駆け込んだのだった。 彼の過去を「視た」らしい章子は阿部を信じ、彼が目撃した「もう1人の柳子」を探し出すのだった。 そんなこんなで夜見島へきた二人だったが、船は転覆、二人は無人の島に置いてけぼりである。 にもかかわらず阿部は足元に落ちていた胡散臭い金のアクセサリーを拾って「これ純金じゃね?」 などとくだらない言動を取り続けるのだった。 軽薄な阿部にウンザリしていた章子は驚くべきものを目にする。 それは二人に向かって押し寄せる巨大な赤い津波だった。 脩を貨物用ロープウェイで先に脱出させた加奈江は夜見島港へと急ぐ、途中ともえが彼女の行く手を阻んだが、 ともえを振り切り脩の元へ急ぐ加奈江。「あんたは逃げられない!」 ともえの叫びが背後から彼女に投げつけられるのだった。 網元、太田常雄以下、多数の漁師が港湾施設跡地で二人を探していたが、加奈江は彼らの視界を盗み見する特殊なの力を駆使し、 彼らを欺き、無事脩と再会する。灯台へと向かう二人を漁師たちが取り囲み、窮地に立たされる2人。 そのとき唐突に足場が崩れ、二人は崖下の海へ落ちていく。 「終わった・・・」そうつぶやく太田たち。だがその時、サイレンに似た不気味な音が高らかと鳴り響き、島全体が鳴動し始めたのだった。 ともえは赤く染まった海から、巨大な赤い津波が押し寄せてくるのを目撃する。 逃げることも出来ず、漁師たちは津波に飲み込まれていくのだった・・・。 627 :SIREN2:2006/07/26(水)22 54 54ID z+KFlbYz なんだか長くなってしまった。無駄遣いスマヌ手元に攻略本しかないんでうろ覚え。 まるで誰かの意識が自分の中に流れ込んでくるような不快感に苛まれながら、 一樹は目を覚ました。傍に立つ百合に着物姿の女がつかみかかる。 「なんで!なんであんたが生きてんのよ!」女を振りほどき、逃げる一樹と百合。 金鉱跡にたどり着いたとき、一樹は再び不快感に襲われる。 「じっとして。意識を集中して・・・。」一樹に声をかける百合。すると一樹の視界に、百合の視界と思しき視界が入り込むのだった。 一樹は信じられなかったが、百合は特に気にした様子はない。 この不可解な力を駆使し、屍人の蠢く金鉱跡を突破する二人であった。 県立亀石野中学2年、矢倉市子は突然目を覚ました。 テニス部の試合、団体戦準優勝、その帰りのフェリーの中・・・のはずだった。 市子はたった一人、薄暗い船倉で倒れていたのだ。 「ノリコー!中島くーん!?みんなどこー!?」 だが返事はない。その時唐突に頭に流れ込む誰かの視界。 「なに・・?これ?・・・ヤダ・・わかんない!!」パニックに陥りそうになる市子だったが、 船内を徘徊する屍人をやり過ごし、何とか艦橋へとたどり着く。突然船内電話が鳴り響く。 受話器を取ると中年男性の声が受話器のから聞こえてくる。矢継ぎ早に市子に質問する男。 しかし市子が答えようとしたとたん、ノイズが混じり、電話は切れてしまう。またしてもパニックになりそうな市子だったが、 勇気を振り絞り、船底の電源室へと向かう。「誰かいませんかー!?」 そう叫ぶ市子に扉の向こうから男が答える。 「そこにいるのか!?待ってろ!お巡りさんすぐにここを開けるから!」 針金を使い、鍵をこじ開ける藤田。 かくして二人は無事合流し、船の外へ脱出するのだった。 藤田の乗ってきた船を目指す藤田と市子。旧軍の砲台跡地に差し掛かったとき、1人の男が二人の前に現れる。 「藤田んとこの、馬鹿息子か・・・・」 息も絶え絶えに語るのは、網元、太田常雄である。 「親父さん!あんた10年間なにしてたんだ!?」10年前に全島民とともに消えたはずの太田を前にして動揺する藤田。 だが二人は再会を喜ぶこともなく、太田は絶命してしまう。絶命した太田を取り囲む屍霊。ほどなくして太田は屍人として復活し、 二人に襲い掛かるのだった。 太田を退け、砲台跡の地下に入る二人、だがそこで太田に追い詰められてしまう。太田が市子に襲い掛かろうとしたまさにその時、 市子は太田に向かって哂ったのだった。その笑みをみて恐れおののき、逃走する太田。 不思議に感じた市子だったが、藤田は気にも留めず、二人はもうひとつの砲台跡を経由し船を目指すのだった。 681 :SIREN2:2006/07/28(金)01 45 29ID /Zgf4oI/ もう少し端折って短くしたいけど、下手に端折ると話が分からなくなってしまう・・。 金鉱跡を抜け、再び山道へと入った一樹と百合。一樹は自らの体験した数々の不可解な出来事に困惑していた。 「おかしい。いくらなんでも非科学的すぎる。」そうつぶやく一樹。 百合に意見を求めても、返ってくるのは母を助けるという自分のことばかり。 混乱と疲労が一樹を苛立たせ、きつい言葉を発してしまう。 「その君の母さんとかいう人、本当にいるの?」その言葉に過剰な拒否反応を示す百合。 「私のこと信じてないのね!」そう言い放ち、駆け出す百合。 一樹は取り繕うこともできず、その場に立ち尽くすのだった。 山道を独り歩く百合。足元にまとわり着く屍霊を踏み潰し、一瞥をくれたその時、 森の中に座礁した船から何かを感じ取りのだった。 「-誰?」そうつぶやくと百合は客船へと向かうのだった。 赤い津波に巻き込まれ(もっとも彼は見えていなかったが)、海へと投げ出された盲目の作家、三上脩。 彼は、彼の失われた記憶の断片に残るある少女を追って、夜見島を目指していたのだった。 舗装路の上で彼の愛犬ツカサに起こされる三上。だが彼は彼の視界に驚いた。 失ったはずの彼の視野には、ツカサのものと思しき視界が広がっていたのだ。 「ツカサ・・・これはお前なのか?」そういいながらフラフラと目の前の石段を登り、目の前の家の引き戸を開ける三上。 そこには29年前、あの日あの時の自分が事切れた父を抱き起こそうとしていた。 三上に驚き逃げる脩。背後から太田常雄が現れ、三上を不審に思うが、 突然、死んだはずの三上隆平が跳ねるように飛び起き、驚き逃げる太田を追いかけるのだった。 三上は状況が信じられず、事実を確かめるために彼が埋めた、「お姉ちゃんとの思い出」を掘り出しに行く。 彼の記憶の通り、彼が描いたお姉ちゃんの絵はそこに埋まっていた。今時分は29年前のあの島にいる。 そう確信した三上をツカサが突き飛ばす。その直後、近くのプレハブが倒壊し、ツカサは生き埋めになってしまう。 更に三上の背後から屍人と化した漁師が襲い掛かる。弱い視界を頼りに逃げる三上。 だが彼は足を踏み外し、崖下へと転落するのだった。 金鉱社宅前で意識を取り戻した章子は奇妙な感覚に違和感を抱く。 いつもの過去の視界ではなく、今現在の誰かの視界を見ているのだ。 「何、これ?いつもと違う・・。」そうつぶやく章子。 彼女が見たのはフェンスに生っていたアケビをもぎ取って食べる阿部を見ている誰かの視界だった。 放置されていた軽トラに乗り、社宅跡を突破する章子。 一方阿部は犬の鳴き声に導かれるように、社宅跡を後にしていたのだった。 夜見島、瀬礼洲に打ち上げられた客船ブライトウィン号。 三沢と永井は船内を探索していた。永井が不安な心境を告白する。 -これは夢じゃないのか、自分の頭はおかしくなっているんじゃなのいのか- 三沢は頭に弾丸ぶち込んでみるか?と永井に聞く。 「もし夢なら暖かい布団で目が覚める。もし夢じゃなかったらー、それで、終わり-」 突然永井の頭に銃口を向け、ふざける三沢、その顔には子供のような狂気じみた笑い顔が浮かんでいる。 驚く永井だったが、背後の物音に気づきライトを向ける。 そこのは先ほどの若い女がいた。光を嫌がり、逃げる百合。 追いかけようとする永井だったが、三沢は気にも留めず、そのまま別の船室へと向かう。 「三佐?三沢さん!・・・・・なんなんだよあいつ調子乗ってんじゃねーよ」 永井は1人で百合を追うのだった。無事百合を保護した永井だったが、 百合を執拗に狙う、着物を着た女屍人によってタラップを落とされ、船から脱出できなくなってしまう。 永井は船倉にできた亀裂から百合を逃がし、自らも、救難艇で客船から脱出するのだった。 先に脱出した百合に追いついた永井。百合は長いに抱きつき、問いかけるのだった。 「あなたは私を信じてくれる?助けてくれる?」百合の神秘的な美しさに惹かれる永井。 その時、突然背後から三沢の銃口が百合に向けられる。銃口を跳ね除け、百合を逃す永井。 「何なんだよあんた!あんた前からおかしいと思ってたよ!!なんであんたなんだ・・・。 なんであんたじゃなくて沖田さんが・・・!ちくしょう!!もうやってられっかよ!!」 募らせた思いを吐き出す永井。吐露された怒りは上官と部下の関係を破綻させるのだった。 13 :SIREN2:2006/07/30(日)10 09 09ID l0kqLIjQ 最後の一粒になった錠剤を飲み込む三沢。 「なーがいくーん、いっしょにあそびましょー!」またしても彼らしからぬ、ふざけた調子を取る三沢。 彼の精神は極限まで蝕まれつつあった。 2年前、大地震に襲われ、壊滅した羽生蛇村。彼は災害救助の任務を遂行していた。 ただ1人、無傷で助かった少女を抱きかかえ、ヘリに吊り上げられる三沢。 その時彼は見たのだ。眼下に広がる泥土の中から彼と少女に掴みかかろうとする無数の手を。 この地にかけられた呪いの断片、安らかに眠ることすら禁じられたものたちの呪詛と怨嗟-。 「やめろ・・・やめろーーーーッッ!!」ただ叫ぶことしかできない三沢。 「三沢一尉?三沢一尉!?」彼を呼ぶヘリからの声で我に返る三沢。 彼の眼下にはただただ先ほどと同じ、泥土に埋もれた村が映っていた。 この出来事以来彼の精神は病み、鬱の状態になることが多くなった。 それは、三佐昇進、冬季東アジア大会での輝かしい功績をもってしても打ち消せず、 薬の使用により何とか押さえ込んでいる状態だった。 だがこの島に来て以来、立て続けに起きている怪異は彼の神経を高ぶらせ、鋭敏にし、 加速度的に精神状態を悪化させていた。 「どうしてそんなに嫌うかな・・・・・どこだ、永井。」そうつぶやき歩き出す三沢。 だが彼は廃墟の金鉱社宅の一室に妖しい光がともるのを目撃する。 その部屋へと向かおうとする三沢。だが彼の行く手を沖田以下、彼のかつての部下が阻む。 彼の持てる戦闘技術を結集し、屍人たちを退け、三沢はついに部屋へたどり着く。 そこには、あの日助けたはずの少女が、座って泣いていた。少女の肩に手をかけようとする三沢。 その時少女が突然振り向き飛び掛ってきた。あの顔は屍人そのものだった。 反射的に飛びのき、銃を乱射する三沢。だがそこには少女の気配すらなかったのだった。 崖から転落したあと、阿部によって助けられた三上。今は砲台跡のトンネルにいた。 「アレッ?あんた三上脩じゃねぇ?」相変わらず軽薄な阿部を無視して話を進める三上。 「この島のどこかに、記憶を引き出す鍵があるはず・・・阿部さん、あなたの目をかしてくれないか?」 阿部の視界を借り、砲台跡を探索する安部と三上。 地下の封じられた弾薬庫をの入り口を破壊し、中に入る二人。だが特に妖しいものはない。 「なんだよなにもねーじゃねーか」ぼやく阿部。 しかし三上がレンガ造りの壁に触れたとたん、壁が崩れ、土の中に埋もれた人魚のような生き物の化石を発見するのだった。 おおきなかみさま しんだ おねえちゃんのおかあさん うまれた いっぱいうまれた 子供のころ、加奈江が話してくれたことを思い出す三上。 二人は急ぎ、砲台跡を脱出するのだった。 遊園地跡へとたどり着いた二人、三上は闇の中から自分を呼ぶような声を聞いた気がした。 幼いころの記憶がよみがえる、七つの門、七つの鍵。 加奈江の残した言葉と歌、そして父、隆平が捜し求めた夜見島の謎、 それさえ解けば記憶が完全に戻るという確信が彼にはあった。 電動パンダにまたがる阿部に三上は再び協力を求める。 物事に頓着しない阿部は、彼の真意を知ることもなく、彼に協力するのだった。 267 :SIREN2:2006/08/16(水)22 08 40ID tyC+jfBT0 百合をさがして夜見島遊園へ独りたどり着いた一樹。 百合は座っていた。声をかける一樹に百合はガラス製の鳩を見せた。 「見て」百合の手から滑り落ち、粉々に砕けるガラスの鳩。 「早くしないと戻ってしまう、混沌の闇の中に・・・」そうつぶやく百合。 一樹は百合の言葉を理解できなかったが驚くべきものを見た。 それは先ほど砕けたはずのガラスの鳩だった。まるで何事もなかったかのようにそれはそこにあった。 百合の歌う失われたはずの「巫秘抄歌」と幻視によって次々と現れる碑の封印を解く一樹。 最後の巫女の碑の封印を解いた一樹。とたんに強い眩暈に襲われる。 「見て・・・」頭を押さえ、苦しむ一樹の背後を指差す百合。 錆付いた観覧車があったはずのそこには巨大な穴が現れていた。 遊園地の地下に広がる空間。異様な雰囲気が漂うなか、一樹は百合の後を追って鉄製の階段を下りていく。 その先にあったのは、地底に広がる赤い海。百合はゆっくりと振り返り、上着を脱ぎ捨てていく。 「本当の私を見て・・・」そう呟き、はだけた胸元には、もうひとつの顔が浮かび上がっていた。 百合もまた、人ならざる者だったのだ。立ち尽くす一樹。今度は胸元の顔が話しかける。 「見て・・・私を見て・・・本当の私を・・・」そして百合の背後の赤い海の底から、 サイレンに似た咆哮とともに怪物と呼ぶにふさわしい姿をしたものが現れたのだった。 百合を名乗っていたモノ・・・。それは「母胎」の化身だった。 母胎・・・かつて地上を光の洪水によって追われ、異界の地の底に潜みしものの集合体。 永遠に近いときを経て、彼らの悲願を達成する機会がついに訪れた。 人間の手により封印を解き、人の肉体を自らと融合させること。悲願達成の第一歩はついに歩みだされた。 成す術もなく、母胎に取り込まれそうになる一樹。だが取り込まれようとした瞬間。 翔星丸の無線員、木船郁子が突如現れ、不可思議な力で母胎の動きを封じ、一樹を助けた。 「早く逃げてっ!これ以上は私が持たない!」正気に返り、母胎から逃げる一樹。 その時。 「うわぁっ!何なんだよこれ!」絶叫する阿部。 三上と阿部の二人がこの封印の地へと、母胎の前へと現れた。 三上の見えなくなったはずの目に、母胎の、かつて己の目の前で海の底へ溶けるように消えていった加奈江の顔が映った。 「おねえちゃん・・・?おねえちゃんだよね・・・?」全ての記憶を取り戻した三上。しかし彼の目に映るのは人面魚体の怪物ではなく、やさしかった姉の姿。 「ぼくさびしかったよ・・・くらやみのなかでひとりぼっちだったよ・・・」ふらふらと赤い海に佇む加奈江へと歩いていく三上。 三上が加奈江に抱きつこうとしたその時、章子が現れ、三上に叫んだのだった。 「脩ゥッ!見ちゃダメェーーッ!!」 「おねえちゃん・・・?」章子の言葉に驚きの表情見せた三上だったが・・・ すでに遅かった。 母胎の腹部から伸びた何本もの触手によって、三上は母胎に完全に取り込まれてしまった。 「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」 歓喜の笑い声とともに何十、何百もの闇霊を産み落とす母胎。 その姿に驚き、阿部は章子を、木船は一樹を連れ、その場から逃げるのだった。 しかし彼らの後を闇霊-大きな口を持った、たとえるなら真っ白な人魚の胎児のようなモノ-が追いかけてくるのだった。 その時、地上では、三沢は無数の屍霊と戦い、永井は鳴り響くサイレンの音に耳をふさぎ、 市子は・・・鮮血に染まり、もう動くことのない藤田に抱きついて、泣いていたのだった。 274 :SIREN2:2006/08/17(木)17 07 52ID 2pt0I5q10 船から投げ出され、赤い海の中を漂う三上。 過去の記憶が断片的によみがえる。 足場が崩れ、海に落ちた後、彼は加奈江によってボートに乗せられた。 しかし加奈江は全ての力を使い切ってしまい、もう動くことすら出来なかった。 力なく海に浮かぶ加奈江。そしてそれを見つめる脩。 「脩・・・見ないで・・・・お願い。見ちゃダメ・・・・」 昇りゆく朝日とともに、加奈江は海の底へ、まるで溶けていくように消えていったのだった。 穴の壁面に沿うように設けられた鉄組みの足場を全力で駆け上がる木船と一樹。 だが一樹は母胎に操られたこともあってか、疲労が頂点に達していた。 膝をつき、その場から動けなくなる一樹。 そこへ、階段の上から無数の屍霊が、下からは無数の闇霊たちが迫ってくるのだった。 「僕を置いて・・・逃げるんだ・・」弱音を吐く一樹。 「何かっこつけてんのよ!こんなとこでかっこつけたって誰も見てないよ!バッカじゃないの!?」そんな一樹を叱咤する木船。 人外のものが迫り、最早これまでと思われたが、果たして化物たちは二人に襲い掛かることはなかった。 彼らを飛び越え、互いに喰らい始めたのだ。顔を見合わせ、頷く一樹と木船。 二人は全ての力を振り絞り、地上へと向かって走り出したのだった。 なんとか地上へと出た二人だったがそこにはすでに屍人たちによって包囲されていた。 木船は他者の肉体を乗っ取る自らの力を駆使し、武器を手に入れ、七つの碑を叩き壊し、 「冥府の門」を閉じようとするのだった。しかし門は閉じられることなく、門の中から黒衣をまとった闇霊たちがあふれ出てくるのだった。 逃げようとする二人を、変わり果てた藤田と屍人自衛官が包囲する。 しかしまたしても闇霊たちによって屍人は喰われ、二人は窮地を脱するのだった。 遊園地の出口へと向かった二人は三度、闇霊に襲われた。すでに出せる力もなく、絶体絶命の危機に陥る二人。 しかし空から降り注いできた赤い光によって彼らを取り囲んでいた闇霊は消滅し、二人は三度の危機をまたしても運命に救われたのだった。 集落まで逃げた二人。しばしの休息の後、人との接触を怖れる木船はその場から立ち去ろうとする。 木船の手をつかみ、二人で行動することを提案する一樹。 しかし木船の、自分は人の心を読むことが出来る、という言葉に驚き、一樹は手を離してしまう。 「そんな・・・化物を見るような目で見ないでよ」木船はそういい、力なく微笑み立ち去っていった。 -やはり自分は化物なのか。そのような思いに捕らわれる木船であった。 取り残された一樹は、何故手を離してしまったのか、と後悔していた。 彼の脳裏につらい過去の記憶がよみがえる・・・。 344 :SIREN2:2006/08/25(金)05 20 53ID o/3MmBwC0 怪異発生より8時間後の夜見島、潮降浜。 その近くを矢倉市子は彷徨っていた。服には藤田の血がついている。 「お母さん・・・家に・・・帰りたい・・・」 そう呟く市子の脳裏に一瞬奇妙な記憶が甦る。 誰かの手にぶら下がる自分。しかし、ブレスレットが千切れて海へ落ちていく。 記憶のなかの市子が海に落ちたと同時に、市子自身も足を踏み外し、崖下の道路へと転落した。 -逃げなきゃ。そう思い、潮降浜の前を走りにける市子。その前にアイロンで武装した女屍人が立ち塞がる。 武器を持たない市子では対抗することができない。逃げようとしたその時、背後から軽トラックのエンジン音が鳴り響いた。 驚いて道脇の草むらに飛び込む市子。そのすぐ横を軽トラックが猛スピードで通過した。 市子が草むらから這い出してみてみると、女屍人が少し離れたところに転がっていた。 撥ねられたらしい。 市子はアイロンを手にすると廃墟になった小中学校跡へと向かったのだった。 大道具倉庫で釘箱を入手した市子はそれを校舎裏の道に撒いた。しつこく追跡してくるトラックをそれでパンクさせようというのだ。 市子の目論み道理、タイヤが破裂し、制御を失い、封鎖された校舎裏門を突き抜けるトラック。 その時校舎裏門から大量の闇霊が侵入してきた。屍人たちは市子に目もくれず、闇霊を攻撃し始める。 そのまま校舎裏門を抜ける市子だったが軽トラックから屍人が降りてきた。 かつての沖田宏である。 沖田は市子に気づくまもなく闇霊に囲まれ、そして喰われた。 市子は泣き叫びながらその脇を通り抜けるが、闇霊に囲まれてしまう。 その時、市子の頭上に赤い光が降り注ぎ、包囲していた闇霊は蒸発するのだった。 その1時間ほど前。 崩谷、夜見島金鉱(株)社宅跡。 そこに女の悲鳴が響き渡った。だが生きているもののそれではない。 海より来る穢れに操られしもの、屍人の叫び声である。 異界、夜見島において人の上に君臨し、蹂躙する存在。 そのはずの彼らが恐怖し、逃げ惑い、仲間に助けを求めていた。 かつての彼らの同胞、闇人が復活したのだった。 同胞とはいえ彼らの間には仔細あって愛憎遺恨が渦巻いていた。 初めはいきり立って闇人に襲い掛かった屍人たちだったが、その力の差たるや歴然。 屍人は頂点の座をあっさり奪われた。しかし己の存在意義を賭け、全力で抵抗していた。 助けを求めた女屍人、鍋島揉子(金鉱跡で一樹たちの脳天をハンマーでカチ割ろうとした)は背後に迫る気配を感じ、ベランダへと逃げた。 機関拳銃を手にした闇人が彼女を追いかけていたのだ。 彼女を見つけ、歓喜の叫びを上げる闇人。その時。 -響きわたる叫び声に答えるかのように、不規則な足音が社宅跡に響く。その数2人分。 三沢、永井らの隊を指揮していた陸上自衛隊の佐官、一藤二孝が部下の屍人自衛官を連れ、揉子救出に駆けつけたのだ。 銃に弾倉を装着し、部下に指示を出す一藤。動き回る死体程度の屍人と完全に肉体を支配する闇人では身体能力の差は歴然。 ならば戦術でカバーするのみ。光に弱いという闇人の致命的な弱点をつきながら、立ち塞がる敵を倒し、社宅に突入した両名。 その一室で揉子を無事発見した一藤。 「うぉぅ!?(訳:大丈夫か!?)」 「ヒィィィィィィィ・・・(訳:アイロンが・・・形見のアイロンがないの・・・)」 銃に新しい弾倉を取り付ける一藤。 「うぉぅ!(訳:俺にまかせな!)」 女を泣かすやつァ許さねぇとばかりにいきり立つ一藤。その心の裏には彼女への想いがあった。 屍人だてらに一目ぼれである。 その想いの前には凄腕狙撃闇人も変わり果てたかつての部下も意味を成さなかった。 ついにアイロンを手にする揉子。あとはここより脱出するのみである。 脱出まであと一息、その時背後から一藤を大量の銃弾が襲った。 振り返ると銃を構えた闇人が立っていた。 「イヒヒヒィィィイィィ!!」 一藤に狙いを定め笑い声をもらす闇人。 「!?ギィィィィィィッ・・・!」 銃声とともにその場に倒れる闇人。その背後には部下屍人が立っていた。 その姿を見て、安堵し、その場に座り込む一藤と揉子であった。 122 :SIREN2:2006/09/07(木)01 55 01ID Xo0D5JwM0 四鳴山の林道を歩く阿部と喜代田。阿部が多川柳子との思い出を語りだす。 「あいつ時々わけわかんねーくらい暴れだしたりしてさ・・・」 そこまで語ると言葉につまり、俯く阿部。 阿部に寄り添う章子。二人が顔を上げたとき、信じられないものを見る。 目の前にそびえたつ廃鉄塔。その上空にはもう一本の鉄塔が宙吊りに浮いている。 そうではない。夜見島上空にはまるで鏡に映りこんだかのように、もうひとつ夜見島が存在していた。 「何かに呼ばれている気がするの。そこまで連れってくれないかな。」 そう阿部にいい、廃墟の港湾施設を探索する章子。そこここで立ち止まっては過去の映像を見ている。 「アレ?これは・・?」「どういうことなの?」「・・・そうか」「・・・もう少し・・・もう少しよ・・・」 「・・・灯台へ行きましょう」そう阿部に告げる章子。 「・・ほら、がんばって・・」「もう少し、あともう少しよ・・」 灯台前の橋にたどり着いた二人。だが橋は崩落している。しかし章子は穴に向かってフラフラと歩いていく。 「ホラ・・・もう少しよ・・・がんばって・・・・・しゅう」 「おい!あぶねぇ!」 穴に落ちそうになる章子の腕をつかむ阿部。章子はそのまま倒れこむのだった。 疲れ果て、道沿いの石の上に腰を落とす二人。 「はっぴばーすでぃとぅゆー♪」 突然歌いだし、ポケットから拾った金のアクセサリーを章子に手渡す阿部。 「今日誕生日だったろ?免許書で見たんだよ。」 戸惑いながらも表情を緩める章子。俯いて寝息を立てだした阿部に寄り添い、しばしの平穏を味わうのだった。 243 :SIREN2:2006/09/18(月)02 05 33ID //aGHVnB0 砲台跡で大の字になって寝転び、三沢は空を見上げていた。空にはもうひとつの夜見島があった。 「・・・あっち側は遠いなぁ・・・」そう呟く三沢。 その時、突然少女の叫び声が聞こえてきた。 すぐ近くで市子が闇人に襲われていたのだ。その叫び声を聞き、薄ら笑いを浮かべて武器を構える三沢。 市子は三沢に助けられ、無事に砲台跡から脱出する。そして三沢も市子の後を追うのだった・・・。 蒼ノ久集落に来た永井は少女の嗚咽と男の声を聞いた。 「あの女より生臭い。お前は何なんだ」そういい市子に銃を向ける三沢。 「わかんない・・わかんない・・・!!」そういい泣き叫ぶ市子。 「やめろーッ!!」そう叫び咄嗟に銃を構える永井。しかしその弾みで銃が暴発し、三沢を打ち抜いてしまう。 よろよろと永井の方に向き直る三沢。 「・・・・やるじゃない」そして永井に抱きかかり、最期の言葉を残すのだった。 「俺は先に目覚めちゃうけど・・・・・悪いな」 最後まで三沢の真意を理解できず、目の前の事実に呆然とする永井。 永井は市子を連れ、その場から逃げるのだった。 60 :SIREN2:2006/10/04(水)21 22 38ID VJosXtZY0 三沢を誤って射殺し、市子をつれてその場から逃げ出した永井は夜見島金鉱社宅へとたどり着いた。 虚ろな市子を励ます永井。その背後の暗闇に、巨大な顔がぼんやりと浮かび上がる。 銃を構える間もなくはじき飛ばされる永井。起き上がると既に市子の姿も無い。 さらわれた市子を奪還すべく走り出す永井。 社宅の一室に市子はいた。しかし永井が声をかけるが虚ろな笑い声だけを返す市子。 市子はフラフラと立ち上がり、突如機関拳銃を永井に向けて発砲した。 「あの時死んだのは・・・・私。・・・・早く還りたい・・・・おかあさん。」 意味不明な言葉を呟き、闇人を殲滅しながら社宅をさまよう市子。 永井は市子が落としたと思われる壊れたブレスレットを市子の前に示し、正気に戻そうとするが 市子は永井の手を振り解き、逃げてしまうのだった。 冥府の門が開き、母胎が復活したその時、市子に急激な変化が訪れた。 薄笑いを浮かべる市子。藤田の胸に突き立つナイフ。うわごとのように娘への懺悔を呟き動かなくなる藤田。 我に返った市子の嗚咽と叫びが闇に木霊するのだった。 市子は思い出す。ー眼下に広がる、荒れ狂う漆黒の海。親友ノリコの腕にぶら下がり、今にも落ちそうな市子。 おそろいで買ったノリコのブレスレットに指がかかり、ブレスレットが大きくゆがむ。 死にたくない-そう思い指に力をこめた刹那、市子は荒れ狂う異界の海へと落ちた。 赤く染まった海中に漂う市子。手にはブレスレットが握りしめられている。 水中に響くくぐもったサイレンのような音が、徐々に市子に近付いていく。 ドアを開け船室に足を踏み入れる一樹。薄暗い船内に外光が差し込み、闇霊が奇怪な叫び声を上げ消滅する。 殲滅すべき敵を認識した一樹の目に憎悪が宿る。 「光が・・苦手なんだな・・・。化物め、化物め、化物め!」 憎むべき敵と、その弱点を知った一樹は船内の電源を復活させ、闇霊を一掃する。 人の姿をした化物も、更に醜悪な姿になった闇人、ともえをも倒した一樹。 疲れ果て、忍び寄る闇霊に気が付かない一樹を永井が助ける。 悲観的言動の一樹に対して、ある種の居直りを見せる永井は、絶望的状況での悪あがきを促す。 再び夜が訪れる。 待っていても助からない。 二人は怪異とその元凶に挑む。 472 :SIREN2:2006/11/28(火)20 24 07ID 0Kyq4nbO0 夜見島、瓜生ヶ森。 背後から郁子の肩を掴もうとする阿部。反射的に振り払う郁子。 「なぁアンタ、派手なカッコした女見なかった?・・・・あれ?アンタどこかで・・。」 阿部は章子の行方を尋ねるうちに、何故か奇妙な懐かしさを覚える、郁子は何も答えず走り去る。 章子は蒼ノ久集落にいた。 章子の意識に自分のものではない過去の映像が断片的に甦る。目を開く章子。 「脩……あの子はどこ?」覚束ない足取りでさまよい始める章子。 自分のものでない記憶に導かれた章子は三上家へたどり着く。 しかしその三上家から異形の存在となった三上脩の父、隆平が現れる。 「まだ起きていたのか。早く寝なさい。」 子供をあやすような口調で襲い掛かってくる修平。 章子は霊体となった脩に導かれ、夜見島に伝わる、異形の存在を浄化するという滅爻樹を手に入れる。 修平の隙を突き、その体に滅爻樹を突き立てる章子。 異形の断末魔の叫びとともに、修平は浄化された。 そして章子は真実を知ることになる。 血にまみれさび付いた包丁。 本当の自分。 あの日の記憶 隆平の腹部に刃物を突き刺している自分。 隆平は何が起きているのかわからない、という顔だ。 玄関の戸が乱暴に開けられる。 雨合羽をきた漁師の男たち。 奥の部屋へ逃げ込む。 そこの鏡に映るのは 章子の顔。 振り上げた包丁を鏡に叩きつける。 章子の顔はひび割れ、砕け散る。 「ーそう、私はー」 錆びた包丁を手に立ち上がる章子。 だがその顔は加奈江のものであった。 220 :SIREN2:2006/12/24(日) 21 23 22 ID k+hq9IPm0 四鳴山、離島線4号基鉄塔。 かつて島民から聖域として畏れられた地に聳え立つこの鉄の塔も、 島の他のものと同じく朽ち果て、自然の中に埋没していた。 そしてそれは島が異界と化した際に、さらにおぞましい姿になった。 朽ちたコンクリートの基部とその上に立つ鉄骨製の塔、そしてそれらにまとわりつき、飲み込むように伸びる一本の巨木。 それは異形に対し、抗うことを決心した者たちさえも竦みあがらせた。 社宅、ブライト・ウィン号、それぞれで異形に対面した二人だったが、 一樹と永井は奇怪な鉄塔がそびえ立つ異様な光景に気圧された。 その鉄塔の先に、もうひとつの夜見島があるのを見た一樹がひとつの結論に達した。 「ここは27年前の夜見島のコピーだったんだよ!!」 「うわぁ・・・語り始めちゃったよこの人・・・。」 「やつらはこの鉄塔を利用して現実の世界に浸出するつもりなんだ!」 一樹は思いつめた表情で、塔へと独り歩き出し、諦めと居直りの態度の永井がその後を追う。 二手に分かれた一樹と永井だったが、鉄塔上部にて無事に落ち合うことができた。 階下の永井を一樹が引き上げようとしたその瞬間、背後から再び異形が現れた。 「他所者どもめ・・・・わしの目の黒いうちは好きにはさせんぞ!!」 それは変わり果てた網元、太田常雄だった。 太田に突き落とされ、鉄塔から落下する永井。 一樹は鉄塔内部へ逃げ込み、隙を突いて太田を押さえ込む。 そして途中で偶然手に入れた太田常雄銘の滅爻樹を突き立てた。 「あああぁぁぁぁぁッ!・・・穢れが・・・消える・・・」 断末魔の叫びを残して、太田常雄は滅せられた。 その様子を見ていた太田ともえは、驚き、怯え上階層へと逃げていくのだった。 441 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 15 40 45 ID apy4KcCF0 簡単でいいからサイレン2お願いします。 まとめの奴って最後までかかれてないよね? 443 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 18 16 51 ID ud1aa8n60 441 書かれてないからやってみてみるよ 446 :SIREN2続き:2008/05/06(火) 21 52 52 ID ud1aa8n60 初めてなんで変な文章でゴメンよ とりあえずwikiの続きから 夜見島離島線4号基鉄塔 感応視により闇人達が鉄塔を通じて現実世界に侵攻しようとしていることを知った郁子は、 鉄塔のふもとにて頂上を見上げ、闇人たちの思惑を打破しようと決意する。 そのとき不意に背後に気配を感じ振り向くと、視界の端に人影を捉え消えた。 その人物のいたところには滅爻樹(藤田茂銘)が転がっていた。 鉄塔を上る道中、クレーンの鍵、鉄塔に絡まるように生えていた大樹に突き刺さっていた 闇那其(あんなき)なる巨大な石、乙式ともえがいじくっていた一樹のカメラを入手。 感応視を駆使して闇霊や闇人がたむろする鉄塔をさらに上り、鉄塔中腹で徘徊していた闇人藤田を滅爻樹で浄化した。藤田は「そうか…あんたも…あの…」と謎の言葉を郁子に投げかけ浄化されていった。 闇霊闇人との幾多の戦闘や闘争のはてに疲労困憊となった郁子はよろけ、さらにその足場は崩れてしまった。 が、あわやの所でその手を一樹がしっかりとつなぎ止めた。数時間前には異能に躊躇し手放してしまった郁子の手だったが今度は離さないと一樹はこれまでの顛末を詫び、それに悪態で郁子は返した。笑みを浮かべる二人。 そして二人で鉄塔の頂上を目指すことになった。 夜見島金鉱採掘所 昨日団地内に自生していた夜見アケビに当たり腹痛に苛まれながらトイレを探していた阿部。激しい絶望感に「くそすぎだろっ!このままじゃよう…」とへたれこんだその頭上に銃弾が打ち込まれた。 徘徊の最中闇人化した三沢をかわし物置に入ると霊体化した三上と遭遇した。 持ち前の明るさでもって気さくに挨拶する阿部の目の前で三上は壁の中へ消えていった。 三上が消えたそこには犬笛があった。その犬笛を何の気無しに吹いてみるとツカサが現れた。彼女も霊体化した三上に導かれて金鉱へと来たのだった。ツカサは阿部が砲台跡で落としたライターを返すと瓦礫の向こうへと再び走り去っていった。 447 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 21 53 54 ID ud1aa8n60 夜見島小学校 鉄塔から落とされ再び一人となった永井は闇人への徹底抗戦を決意。フェイスペイントを施し自己を鼓舞し『逆切れモード(永井談)』となり闇霊を殲滅していく。永井は軽トラックで小学校を根城に跋扈する闇人闇霊を轢き殺し、団地で手に入れたタイムカプセルの地図をもとにヒューズを手に入れた。さらに校舎に立てこもった闇霊を信号弾の閃光でいぶりだしそれも殲滅、残った闇人化した沖田をトラックに積んであったTNTで爆殺、体を完全に破壊されたことで沖田の復活は不可能になり、遂に引導を渡すことに成功する。 そのころ学校に程近い浜、そのさらにさらに底の方から何か異形の生物が陸地に向かって急激な浮上を行っていた。 夜見島離島線4号基鉄塔 鉄塔頂上を目指す一樹と郁子の前に完全に自我を失い模倣体(外見は完全なコピーで中身はさっきの異形の生物の意思というようなものを想像してくれればおk)として覚醒した市子が現れた。 母体への恨みと思慕を郁子へ語りかける市子。右手に日本刀左手に機関銃を携えた市子も鉄塔の頂上を目指している。 本能的に先に市子を頂上へ行かせてはいけないと悟った郁子と一樹はさらに急いで鉄塔頂上を目指す事になった。 ※ここで補足 何故みな鉄塔頂上を目指しているの 一樹: キバヤシ理論。根拠無し。 郁子: ブライトウィン号沈没の際に唯一生還した木船倫子(市子の親友で市子の片思いの相手の中島君の子供を宿している)の体内にいた双子に百合や章子、加奈江と同じ性質をもつ母胎地上侵攻作戦に向けて放たれた内偵者が同化した。 その結果郁子は生まれながらに異能を手に入れていたわけだが、異能を手に入れるとともに母胎の精神とのリンクも手に入れていた。 そのため鉄塔の頂上に母胎がたどり着いてしまうと現実世界も侵食されてしまうと気がついている。 母胎: 地上侵攻作戦。三上脩の肉体を手に入れたことで現実世界に侵攻する力を手に入れたため侵攻作戦が遂に実行されることとなった。鉄塔の頂上で現実世界とリンクしているためそこにたどり着けば現実世界への侵攻が現実のものとなる(らしい)。 市子: そもそも母胎と屍霊は同一種であり光の届かなかった頃の地上で繁栄していたが、地上に光が降り注いだ際に光に耐性のなかった母胎と屍霊はそれぞれ別の場所に避難した。 母胎は異世界へ、屍霊は光の届かない深海へ。 屍霊は自身を捨てて異世界へ逃げた母胎が憎くてたまらない反面、母胎と再び一つになりたいという願望を抱いている。 そのため母胎の元へたどり着くべくブライトウィン号沈没の際に手に入れた市子の水死体をもとに自己の意思を反映するためのコピー、模倣体を異世界へ送り込んだ。最初は人間のときの記憶が再生されていた市子ではあったが 現在は完全に模倣体として覚醒しており母胎と合流するために鉄塔の頂上を目指している。 また市子は母胎との合流が至上目標であるためそれを妨げるものは人間であろうと闇霊であろうと駆逐していくのであった。 一方母胎側としては長く現実世界にいることで形質が劣化してしまった屍霊にはさしたる興味もなく地上侵攻作戦を遂行することが至上目標であるため邪魔する屍霊は敵として認識されている。 鉄塔頂上に向かう道中乙式ともえを滅爻樹で浄化し、郁子が入手したクレーンの鍵でクレーンを動かし、市子をかわして鉄塔頂上へたどり着く二人。そこへ母胎も同じく頂上へたどりつく。 母胎と一樹、郁子が対峙するその最中突如鉄塔が崩壊を始め、市子は地面へ、一樹と郁子母胎は空へと落ちていった。 そのとき念願の母胎に辿りついた市子は、母胎にかえりみられる事もなく落ちて行くことになった。 448 :SIREN2:2008/05/06(火) 21 54 59 ID ud1aa8n60 夜見島金鉱採掘所 丁度同じ頃念願のトイレを遂に発見した阿部は用を足す。満足げにトイレを出、 ツカサに返してもらったライターでタバコに火をつけ一服の後、 バスケットのシュート宜しく便器に吸殻を放り込む阿部。 見事にシュートが決まりガッツポーズを決めた背後でトイレが爆発を起こした。 汲み取り式のトイレであったそのトイレの底に溜まっていたメタンガスにタバコの火が引火、爆発することになったのだ。 その爆発に連鎖されるように地下道に充満していたメタンガスが連鎖的に爆発。その爆発は鉄塔の足元にまで広がっていった。 遂に爆発は鉄塔の足元を完全に破壊しつくし、鉄塔は崩壊を開始する。目の前の現実に眼を疑う阿部なのだった。 その爆発鉄塔崩壊のため、現実世界とのリンクは崩壊、母胎の地上侵攻作戦は完全に潰えることとなり、阿部は何気に世界を救ったヒーローなのであったが、そのことは誰も知らない。 夜見島潮降浜渚 鉄塔が崩壊していく姿を呆然と眺める永井の周囲から光がなくなっていく。闇人甲式として進化を遂げた三沢が不敵に笑っていた。永井は三沢との決着をつけることを決意する。 闇人甲式として進化した三沢は無限弾薬を誇る最強の機関銃MINIMIを装備しているので、永井は迂闊にその前に立つことはできず、背後からその身を隠し狙撃することに成功する。(不死身の闇人を異世界の武器でない現代兵器で撃破することができたのは、三沢と対峙するまでに学校及び潮降浜渚付近の闇霊を殲滅していたため。闇人は闇霊が人間の死体を殻として利用している存在のため、殻=三沢の死体を利用する闇霊が付近に存在しなければ復活することができない。ゲーム中では三沢の体力がこの戦闘中一切回復しないことでそれが表現されている。) 機関銃を乱射し遂に地に果てた三沢。やっと全て終わったことに安堵する永井の背後から市子の声がした。その市子の顔には巨大な目玉が浮き上がっていた。市子はもはや模倣体としてその存在を維持できなくなっていたのだ。 「家に帰りたい…一緒になりたい…」とつぶやき倒れる市子と、倒れ動けなくなった三沢を吸収するように浜から巨大な顔面(市子のそれを模倣したもの)の生き物が浮上してきた。まだ戦いは終わっていないことを知った永井は 三沢の残した機関銃MINIMIを携え巨大な顔面の生き物(堕彗児/おとしご)との戦いに臨むことになる。 堕彗児は屍霊の凝結したものであり、光に弱い。ここで永井は潮降浜渚にある灯台に向かいタイムカプセルから入手したヒューズを組み込み灯台の光を起動した。さらに堕彗児は移動手段が回転による突進しかないことに気づいた永井は廃棄されたタンクに激突させ、そこに残されていた重油を浴びせかけることに成功する。 光を浴び重油を浴び、怯んだ堕彗児に対し、潮降浜渚に打ち揚げられていた、漁船の発電機を起動させ水銀灯をともし、そのランプを堕彗児にぶつけることで、重油を浴びたその体を燃やし尽くすことに永井は成功した。 今度こそ本当に全て終わったことに歓喜の雄たけびを上げる永井。その叫びが夜の浜辺にこだました。 449 :SIREN2:2008/05/06(火) 21 56 04 ID ud1aa8n60 特異点 鉄塔の崩壊により一樹、郁子、母胎は特異点へ飛ばされていた。特異点、それは全ての事象が起こりうる世界だった。 ゲームとしていえば全て終了条件2で終わった世界。無限の可能性の中で現世と虚無の区別のない世界だった。 その世界の空には赤い海があり、そこから母胎が顔を出していた。計画の破綻に激怒した母胎は一樹たちに襲い掛かる。 一樹たちも母胎との最後の決着をつけることになった。 一樹と郁子の協力の下でも母胎の力は強力で、一樹は弾き飛ばされてしまう。その際にポケットからかつて拾った、昔三上が埋めたメダルが零れ落ちる。そのメダルを辿って幼少の三上もこの特異点へ導かれた。さらにその三上を探して章子/加奈江も特異点へやってきた。三上を探す最中、加奈江は自身と母胎がかなりの精度でリンクしていることに気づいた。三上の肉体は母胎によって抑えられている。よってその肉体を解放するために加奈江は自傷する事によって母胎に強烈な痛手を与えることに成功した。 そのとき、一樹と郁子がここに来るまでに手に入れていた闇那其(あんなき)が輝きだし、石の刃物の様な形態になった。 その闇那其を母胎に振り下ろす郁子。すると今まで一度もさしたる痛手を受けたと見られなかった母胎がうめき声を上げ逃げ出した。 この闇那其には全てを無にしてしまう力(そして闇那其のみが残る世界を作る力)があったようだ。 そして一樹も母胎にその闇那其を叩き込んだ。強烈な断末魔を上げ息絶える母胎。決着に安堵する二人。がしかし母胎は最後の力を振り絞って再び赤い津波を呼び起こすのだった。 ENDING 三上脩&加奈江 赤い海の中パジャマを着た幼い三上を抱く加奈江。「おやすみ、脩。」 三上はそのまま瞳を閉じた。こうして加奈江と三上はともに赤い海(時空ののりしろ)の中静かに二人のときを過ごしていくのだった。 永井 堕彗児を倒したのもつかの間。赤い津波に飲み込まれる永井。その永井が飛ばされた世界は太陽に暗黒の影がかかり、 さも日食になったかの世界だった。浜辺には大量の闇人。この世界では闇人地上侵攻作戦が成功してしまったようだった。 この地上には人間は永井ただ一人、人間は伝説の怪物として恐れられていた。恐慌状態になる永井。 永井の姿に恐れおののく闇人を機関銃MINIMIで次々と銃殺していく。だがしかし現実世界に戻る術はあるのだろうか… 阿部&ツカサ やはり赤い津波に飲み込まれてしまった阿部とツカサであったが、辿りついた先は朝日の昇る穏やかな海岸道路だった。 その朝日を見つめながら、不意に全てが終わってしまったことに気づく阿部。この世界は闇霊屍霊がはじめから存在しない世界だった。 闇霊が存在しないため、母胎は存在せず、そして彼の愛した多河柳子もはじめから存在しなかった世界なのだった。 果てしない絶望感に苛まれただ滂沱と涙を流す阿部にツカサが寄り添った。彼女も自身が尽くしてきた飼い主の三上がいなくなってしまったのだ。そうして一匹と一人は互いに寄り添い朝日を見続けるのだった。 一樹&郁子 海岸で眼を覚ます一樹。朝日が昇っている。夜の世界が終わり現実に戻ってきたことを実感する一樹。 一樹と郁子が戻ってきた世界は唯一今までと同じ現実の世界だった。郁子が眼を覚ました。二人で朝日を見つめる。 穏やかな朝焼けの元満足げな一樹。その横で郁子は太陽の光を煩わしそうに睨み付けるのだった。 33 33 33 不死の肉体を持ち、異界の生物を殺しつくすうりえんを手にした異界ジェノサイダーとなった須田恭也は虚無の世界の夜見島に現れ、未だに生き残っていた闇霊闇人を殲滅する。その戦いに終わりはない。 450 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 21 57 08 ID ud1aa8n60 終わり 前回の人の文章を読み込まずに見切り発車で書いてしまったので かぶっているところとかあったらゴメンなさい あとどこを補足したら良いかよくわかんなかったので補足した方が良いってところがあったら教えてください 451 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 22 07 36 ID Z+mWvhJQ0 乙です 一樹&郁子のEDの時間の表示に関しても何かあれば… 452 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 22 14 03 ID ud1aa8n60 えっと 一樹&郁子 24 44 44 永井 24 32 22 阿部&ツカサ 24 45 55 です 460 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21 10 27 ID seoCvCyQ0 446-450 リクした者ですが、乙です。 ありがとうございました。 で、 >ゲームとしていえば全て終了条件2で終わった世界。 の“終了条件”の意味を教えてほしいのですが…… 461 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21 16 23 ID iYvEONq50 460 終了条件はSIREN中のステージを攻略するための条件で それが達成されるとステージがクリアとなる 終了条件には2種類あってまずそのステージがプレイ可能になると 出現するのが終了条件1 他のステージで何らかの行動を起こすことで プレイできるようになるのが終了条件2 こんな感じで良いのかな わからないところとかあれば補足するんで是非 463 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21 38 23 ID 4VBlsTvTO 登場人物達は閉じた世界である異界に 取り込まれているので、ループして同じ時間を繰り返してしまう。(終了条件1) しかし、それを打破するために各人が少しずつ 違う行動をとり、それらが積み重なることで新たな道が開ける。(終了条件2) 例えば、A地点からC地点へ到達が条件1とする。 このままでは世界は何も変わらないが、途中のB地点で鍵を 拾ったりすることで新たな展開がある。 はっきりいうと新シナリオを開くためのフラグ立ての作ぎょ(ry 464 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21 42 38 ID seoCvCyQ0 つまり、 終了条件1でゲームを進める→主人公たちは無限ループに陥り、その隙に世界が征服される 終了条件2でゲームを進める→ループ崩壊。ラスボスの元にたどり着ける ということで良いのですか? 465 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21 56 45 ID iYvEONq50 無限ループは初代SIRENで SIREN2はパラレルワールドの世界だった気がする 無限にある可能性の世界の中で終了条件2を 達成した世界だけエンディングにたどり着けた みたいな感じの
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/616.html
SIREN2 part23-599,600,606,612,627,681、part24-13,267,274,344、part25-122,243、part26-60,472,474、part27-220 (途中まで) part38-441,443,446~452,460,461,463~466 (上記の続き) 599 :SIREN2:2006/07/26(水)02 20 33ID LEwIXp4X スマン、ageちまった シナリオ分岐する要素あるから、後につながる分だけ書きます。 父と、姉と慕う少女の3人で夜見島の蒼之久の集落に住む幼い少年、三上脩はある夜階下からのもの音に気づき、目を覚ました。 「お父さん・・・?」そういいながら階段を降りた先で見たものは、惨殺された父の死体だった。 必死に事切れた父を起こそうとするが、突如玄関に現れた、「犬を連れた男」に驚き、奥の間へと逃げ込むのだった。 窓から家の外へと逃げた脩は、両手を血に染めた、姉と慕う少女「加奈江」と一緒に、 なぜか加奈江を狙い、襲い掛かってくる漁師たちに見つからないように集落から逃走するのだった。 オカルト雑誌「アトランティス」の若手編集者の一樹守は29年前に島民が謎の消失を遂げ、 その後も近海で謎の消失事件の相次ぐ島、夜見島の取材を行おうとした。 夜見島へ行く手段が見当たらず、一時は途方にくれたが、その場に居合わせた盲目の作家「三上脩」 の計らいにより、彼がチャーターした漁船「翔星丸」に同乗することができた。 また、出港直前に駆け込んできたチンピラ風の男と、派手な格好の女を乗せ、 船は夜見島へと出港したのだった。 しばらくして突然船が大きく揺れだし、一樹が外に出てみると、海は赤く染まり、大きくうねり出していた。 船に必死にしがみつく船員の女性を助けようとするが、女性は流されてしまい、 大きな赤い津波によって船は転覆し、一同は海に投げ出されたのだった。 600 :SIREN2:2006/07/26(水)02 49 12ID LEwIXp4X 三上の父、三上隆平が殺害される少し前、網元である太田常雄の家に漁師たちが集まっていた。 彼らにとて余所者で、民俗学?者の三上は聖域を荒らす邪魔者であり、また彼が海岸で保護した少女、加奈江は 彼らが守る村の言い伝えにある「海から来た穢れ」でしかなかった。 太田常雄の娘、ともえが加奈江が黒い影のようものを海へ帰しているのを見たとう証言もあり、 加奈江討伐の決起ために集まったのだった。 太田以下、全ての漁師が緊張した面持ちだったが、反対するものは1人もいなかった。 海に投げ出された一樹は廃墟の港へ流れ着いていた。探索を始めようとした瞬間、 彼の視界の端を何かが横切った。一樹はそのまま朽ち果てた港湾施設を探索するが、 そのとき、人の死体を思しきものが動き出すのを見るのだった。 探索の果て、彼は小屋の中で気を失っていた美しい少女「岸田百合」と出会う。 「助けて・・!あいつらが私のこと探してる!」 一樹は訳が理解できなかったが、 その場に先ほどの動く死体「屍人」が現れ、百合に襲い掛かろうとした。 屍人を撃退した一樹は、百合を伴って廃墟の港を脱出するのだった。 ちょうどその上空を、一機のヘリが爆音を上げながら、急激に高度を落としていった。 夜見島近海を飛行していた陸上自衛隊の輸送ヘリが自機の場所を見失った上、 操縦不能に陥ったのだった。 夜見島に不時着したヘリは、奇跡的に助かった三沢岳三等陸佐、永井頼人陸士長、 瀕死の重傷を負った沖田宏二等陸曹を残し、全員死亡。 瀕死の沖田を前に泣きじゃくる永井と対照的に淡々と指揮を宣言する三沢。 観覧車らしきものを視認した三沢は永井とともに沖田を担ぎ上げ、移動を開始するのだった。 606 :SIREN2:2006/07/26(水)11 39 11ID bW9UhuMw 廃墟の遊園地にたどり着き、管理小屋の電話から外部への連絡を試みる三沢。 不時着の衝撃で無線機は壊れてしまっていた。だが電話が繋がる様子はない。 受話器を置き、銃を手に小屋の外へ出ると、永井が沖田の死体を前にして泣きじゃくっていた。 「オイ、そいつもう死んでるぞ」冷淡に声をかける三沢。永井を引き起こし、立たせようとしたが、 永井は再び座り込んでしまう。 その時死んでいたはずの沖田が突然動き出し、永井に向けて発砲したのだった。 永井に応戦を命じる三沢。永井は三沢から銃を受け取り、変わり果てた上官を打ち倒すのだった。 遊園地跡から脱出を試みる二人だったが、屍人として蘇ったかつての仲間が行く手を塞ぐ。 その途中、永井は奇妙なものを見つける。精神を高揚させる薬。三沢は自分のだと言って永井から取り上げてしまったが、 それはおおよそ三沢には縁遠いはずのもだった。もうひとつは紛失した装備を回収したとき、信管を含む発火装置は回収できたのだが、 C4爆弾がなくなっていたのだった。 遊園正門は厳重に封鎖されていたため、二人は遊園裏門からがけを乗り越え、遊園地を後にするのだった。 山道を行く一樹と百合。座るのに具合のよさそうな岩を見つけ二人は休憩を取った。 百合が島へ来た目的を話し出す。それはこの島に閉じ込められた母を助けるためだと言う。 驚きを隠せない一樹だったが、百合は続ける「母さんは鳩を飛ばし続けた、でも戻ってこなかった」 意味が理解出来ない一樹だったが「ずっと待ってた、あなたが来るのを・・・。あなたは私を助けてくれる・・・?」 懇願する百合に一樹は困惑しながらも、同行を決意するのだった。 夜見島出身の駐在警官、藤田茂は夜見島の金鉱跡を巡回していた。地元の漁師たちから無人のはずの島に女がいるのを見た、との通報があったためだった。 藤田は生来、余計な事によく首を突っ込む性質で、その事で、家族からは疎まれていた。 決定的だったのは数年前、情に絆されて窃盗犯を取り逃がし、警部補から現在の地位に降格されたときのこと。 妻は過労で倒れ、大学進学を諦めざるを得なくなった娘、朝子からは事実上の絶縁を手紙で通告される事になったのだった。 無線で連絡を取ろうとした藤田だったが、どうした事か無線が通じない。 その時、彼の視界を黒い塊が横切るのだった。 黒い塊は屍霊と呼ばれる凝り固まった闇に人面が浮かび上がったものだった。 屍霊の襲撃を懐中電灯と警棒で振り払い、高台の小屋から藤田は奇妙なものを見つける。 深い森の中に大きな客船が座礁しているのだった。 「はぁ~やんなっちまうなぁ。すまんなぁ、朝子。」 そうつぶやくと彼は客船へと急行するのだった。 612 :SIREN2:2006/07/26(水)13 29 57ID uOb6qP3u 再び移動を開始した一樹たちは、遊園地から脱出してきた三沢たちに出会う。 救助に来たのかと思い、駆け寄る一樹だったが、三沢は警戒を解かない。 ライトの光を怖れる百合を不審に思った三沢だったが、激昂した一樹が間に割ってはいる。 そのとき永井は信じられないものを目撃する。「三佐、あれ・・・」 一同はこちらに押し寄せる巨大な赤い津波を目撃するのだった。 その少し前、チンピラ風の男、阿部倉司とともに漁船に乗り込んだ女、喜代田章子は不思議なものを見ていた。 彼女は生まれつき場所や物に付いた過去の記憶を見ることが出来、その力を生かし占いで生計を立てていた。 (参照 http //www.yumemi-salon.com/j/index.html) 彼女は夜見島の漁港の、とても古い記憶の中に殺害された彼女の友人「多川柳子」の顔を見たのだった。 「なぁなぁそれ霊感てヤツ?実はさ、俺も昔みたことがあってよ~」 くだらない話で章子の思考をジャマする阿部は、その柳子の同居人であり、恋人であり、そして殺害の容疑者である。 柳子が殺害されたことを自宅のテレビで知った章子の下に突然ナイフを持った阿部が押しかけてきたのだ。 「俺は柳子を殺しちゃいねぇ!あの前にあいつにあっているんだ!」 そう喚く阿部。 彼は自宅で柳子らしき死体(顔が判別不可能なほどに殴打されていた)の発見する前に、階段で彼女とすれ違い、挨拶までしたという。 だが普段から粗暴で、柳子との諍いが絶えなかった阿部は真っ先に容疑者として指名手配されてしまう。 パニックに陥った彼は、柳子の友人で、彼が胡散臭がっていた章子のもとに駆け込んだのだった。 彼の過去を「視た」らしい章子は阿部を信じ、彼が目撃した「もう1人の柳子」を探し出すのだった。 そんなこんなで夜見島へきた二人だったが、船は転覆、二人は無人の島に置いてけぼりである。 にもかかわらず阿部は足元に落ちていた胡散臭い金のアクセサリーを拾って「これ純金じゃね?」 などとくだらない言動を取り続けるのだった。 軽薄な阿部にウンザリしていた章子は驚くべきものを目にする。 それは二人に向かって押し寄せる巨大な赤い津波だった。 脩を貨物用ロープウェイで先に脱出させた加奈江は夜見島港へと急ぐ、途中ともえが彼女の行く手を阻んだが、 ともえを振り切り脩の元へ急ぐ加奈江。「あんたは逃げられない!」 ともえの叫びが背後から彼女に投げつけられるのだった。 網元、太田常雄以下、多数の漁師が港湾施設跡地で二人を探していたが、加奈江は彼らの視界を盗み見する特殊なの力を駆使し、 彼らを欺き、無事脩と再会する。灯台へと向かう二人を漁師たちが取り囲み、窮地に立たされる2人。 そのとき唐突に足場が崩れ、二人は崖下の海へ落ちていく。 「終わった・・・」そうつぶやく太田たち。だがその時、サイレンに似た不気味な音が高らかと鳴り響き、島全体が鳴動し始めたのだった。 ともえは赤く染まった海から、巨大な赤い津波が押し寄せてくるのを目撃する。 逃げることも出来ず、漁師たちは津波に飲み込まれていくのだった・・・。 627 :SIREN2:2006/07/26(水)22 54 54ID z+KFlbYz なんだか長くなってしまった。無駄遣いスマヌ手元に攻略本しかないんでうろ覚え。 まるで誰かの意識が自分の中に流れ込んでくるような不快感に苛まれながら、 一樹は目を覚ました。傍に立つ百合に着物姿の女がつかみかかる。 「なんで!なんであんたが生きてんのよ!」女を振りほどき、逃げる一樹と百合。 金鉱跡にたどり着いたとき、一樹は再び不快感に襲われる。 「じっとして。意識を集中して・・・。」一樹に声をかける百合。すると一樹の視界に、百合の視界と思しき視界が入り込むのだった。 一樹は信じられなかったが、百合は特に気にした様子はない。 この不可解な力を駆使し、屍人の蠢く金鉱跡を突破する二人であった。 県立亀石野中学2年、矢倉市子は突然目を覚ました。 テニス部の試合、団体戦準優勝、その帰りのフェリーの中・・・のはずだった。 市子はたった一人、薄暗い船倉で倒れていたのだ。 「ノリコー!中島くーん!?みんなどこー!?」 だが返事はない。その時唐突に頭に流れ込む誰かの視界。 「なに・・?これ?・・・ヤダ・・わかんない!!」パニックに陥りそうになる市子だったが、 船内を徘徊する屍人をやり過ごし、何とか艦橋へとたどり着く。突然船内電話が鳴り響く。 受話器を取ると中年男性の声が受話器のから聞こえてくる。矢継ぎ早に市子に質問する男。 しかし市子が答えようとしたとたん、ノイズが混じり、電話は切れてしまう。またしてもパニックになりそうな市子だったが、 勇気を振り絞り、船底の電源室へと向かう。「誰かいませんかー!?」 そう叫ぶ市子に扉の向こうから男が答える。 「そこにいるのか!?待ってろ!お巡りさんすぐにここを開けるから!」 針金を使い、鍵をこじ開ける藤田。 かくして二人は無事合流し、船の外へ脱出するのだった。 藤田の乗ってきた船を目指す藤田と市子。旧軍の砲台跡地に差し掛かったとき、1人の男が二人の前に現れる。 「藤田んとこの、馬鹿息子か・・・・」 息も絶え絶えに語るのは、網元、太田常雄である。 「親父さん!あんた10年間なにしてたんだ!?」10年前に全島民とともに消えたはずの太田を前にして動揺する藤田。 だが二人は再会を喜ぶこともなく、太田は絶命してしまう。絶命した太田を取り囲む屍霊。ほどなくして太田は屍人として復活し、 二人に襲い掛かるのだった。 太田を退け、砲台跡の地下に入る二人、だがそこで太田に追い詰められてしまう。太田が市子に襲い掛かろうとしたまさにその時、 市子は太田に向かって哂ったのだった。その笑みをみて恐れおののき、逃走する太田。 不思議に感じた市子だったが、藤田は気にも留めず、二人はもうひとつの砲台跡を経由し船を目指すのだった。 681 :SIREN2:2006/07/28(金)01 45 29ID /Zgf4oI/ もう少し端折って短くしたいけど、下手に端折ると話が分からなくなってしまう・・。 金鉱跡を抜け、再び山道へと入った一樹と百合。一樹は自らの体験した数々の不可解な出来事に困惑していた。 「おかしい。いくらなんでも非科学的すぎる。」そうつぶやく一樹。 百合に意見を求めても、返ってくるのは母を助けるという自分のことばかり。 混乱と疲労が一樹を苛立たせ、きつい言葉を発してしまう。 「その君の母さんとかいう人、本当にいるの?」その言葉に過剰な拒否反応を示す百合。 「私のこと信じてないのね!」そう言い放ち、駆け出す百合。 一樹は取り繕うこともできず、その場に立ち尽くすのだった。 山道を独り歩く百合。足元にまとわり着く屍霊を踏み潰し、一瞥をくれたその時、 森の中に座礁した船から何かを感じ取りのだった。 「-誰?」そうつぶやくと百合は客船へと向かうのだった。 赤い津波に巻き込まれ(もっとも彼は見えていなかったが)、海へと投げ出された盲目の作家、三上脩。 彼は、彼の失われた記憶の断片に残るある少女を追って、夜見島を目指していたのだった。 舗装路の上で彼の愛犬ツカサに起こされる三上。だが彼は彼の視界に驚いた。 失ったはずの彼の視野には、ツカサのものと思しき視界が広がっていたのだ。 「ツカサ・・・これはお前なのか?」そういいながらフラフラと目の前の石段を登り、目の前の家の引き戸を開ける三上。 そこには29年前、あの日あの時の自分が事切れた父を抱き起こそうとしていた。 三上に驚き逃げる脩。背後から太田常雄が現れ、三上を不審に思うが、 突然、死んだはずの三上隆平が跳ねるように飛び起き、驚き逃げる太田を追いかけるのだった。 三上は状況が信じられず、事実を確かめるために彼が埋めた、「お姉ちゃんとの思い出」を掘り出しに行く。 彼の記憶の通り、彼が描いたお姉ちゃんの絵はそこに埋まっていた。今時分は29年前のあの島にいる。 そう確信した三上をツカサが突き飛ばす。その直後、近くのプレハブが倒壊し、ツカサは生き埋めになってしまう。 更に三上の背後から屍人と化した漁師が襲い掛かる。弱い視界を頼りに逃げる三上。 だが彼は足を踏み外し、崖下へと転落するのだった。 金鉱社宅前で意識を取り戻した章子は奇妙な感覚に違和感を抱く。 いつもの過去の視界ではなく、今現在の誰かの視界を見ているのだ。 「何、これ?いつもと違う・・。」そうつぶやく章子。 彼女が見たのはフェンスに生っていたアケビをもぎ取って食べる阿部を見ている誰かの視界だった。 放置されていた軽トラに乗り、社宅跡を突破する章子。 一方阿部は犬の鳴き声に導かれるように、社宅跡を後にしていたのだった。 夜見島、瀬礼洲に打ち上げられた客船ブライトウィン号。 三沢と永井は船内を探索していた。永井が不安な心境を告白する。 -これは夢じゃないのか、自分の頭はおかしくなっているんじゃなのいのか- 三沢は頭に弾丸ぶち込んでみるか?と永井に聞く。 「もし夢なら暖かい布団で目が覚める。もし夢じゃなかったらー、それで、終わり-」 突然永井の頭に銃口を向け、ふざける三沢、その顔には子供のような狂気じみた笑い顔が浮かんでいる。 驚く永井だったが、背後の物音に気づきライトを向ける。 そこのは先ほどの若い女がいた。光を嫌がり、逃げる百合。 追いかけようとする永井だったが、三沢は気にも留めず、そのまま別の船室へと向かう。 「三佐?三沢さん!・・・・・なんなんだよあいつ調子乗ってんじゃねーよ」 永井は1人で百合を追うのだった。無事百合を保護した永井だったが、 百合を執拗に狙う、着物を着た女屍人によってタラップを落とされ、船から脱出できなくなってしまう。 永井は船倉にできた亀裂から百合を逃がし、自らも、救難艇で客船から脱出するのだった。 先に脱出した百合に追いついた永井。百合は長いに抱きつき、問いかけるのだった。 「あなたは私を信じてくれる?助けてくれる?」百合の神秘的な美しさに惹かれる永井。 その時、突然背後から三沢の銃口が百合に向けられる。銃口を跳ね除け、百合を逃す永井。 「何なんだよあんた!あんた前からおかしいと思ってたよ!!なんであんたなんだ・・・。 なんであんたじゃなくて沖田さんが・・・!ちくしょう!!もうやってられっかよ!!」 募らせた思いを吐き出す永井。吐露された怒りは上官と部下の関係を破綻させるのだった。 13 :SIREN2:2006/07/30(日)10 09 09ID l0kqLIjQ 最後の一粒になった錠剤を飲み込む三沢。 「なーがいくーん、いっしょにあそびましょー!」またしても彼らしからぬ、ふざけた調子を取る三沢。 彼の精神は極限まで蝕まれつつあった。 2年前、大地震に襲われ、壊滅した羽生蛇村。彼は災害救助の任務を遂行していた。 ただ1人、無傷で助かった少女を抱きかかえ、ヘリに吊り上げられる三沢。 その時彼は見たのだ。眼下に広がる泥土の中から彼と少女に掴みかかろうとする無数の手を。 この地にかけられた呪いの断片、安らかに眠ることすら禁じられたものたちの呪詛と怨嗟-。 「やめろ・・・やめろーーーーッッ!!」ただ叫ぶことしかできない三沢。 「三沢一尉?三沢一尉!?」彼を呼ぶヘリからの声で我に返る三沢。 彼の眼下にはただただ先ほどと同じ、泥土に埋もれた村が映っていた。 この出来事以来彼の精神は病み、鬱の状態になることが多くなった。 それは、三佐昇進、冬季東アジア大会での輝かしい功績をもってしても打ち消せず、 薬の使用により何とか押さえ込んでいる状態だった。 だがこの島に来て以来、立て続けに起きている怪異は彼の神経を高ぶらせ、鋭敏にし、 加速度的に精神状態を悪化させていた。 「どうしてそんなに嫌うかな・・・・・どこだ、永井。」そうつぶやき歩き出す三沢。 だが彼は廃墟の金鉱社宅の一室に妖しい光がともるのを目撃する。 その部屋へと向かおうとする三沢。だが彼の行く手を沖田以下、彼のかつての部下が阻む。 彼の持てる戦闘技術を結集し、屍人たちを退け、三沢はついに部屋へたどり着く。 そこには、あの日助けたはずの少女が、座って泣いていた。少女の肩に手をかけようとする三沢。 その時少女が突然振り向き飛び掛ってきた。あの顔は屍人そのものだった。 反射的に飛びのき、銃を乱射する三沢。だがそこには少女の気配すらなかったのだった。 崖から転落したあと、阿部によって助けられた三上。今は砲台跡のトンネルにいた。 「アレッ?あんた三上脩じゃねぇ?」相変わらず軽薄な阿部を無視して話を進める三上。 「この島のどこかに、記憶を引き出す鍵があるはず・・・阿部さん、あなたの目をかしてくれないか?」 阿部の視界を借り、砲台跡を探索する安部と三上。 地下の封じられた弾薬庫をの入り口を破壊し、中に入る二人。だが特に妖しいものはない。 「なんだよなにもねーじゃねーか」ぼやく阿部。 しかし三上がレンガ造りの壁に触れたとたん、壁が崩れ、土の中に埋もれた人魚のような生き物の化石を発見するのだった。 おおきなかみさま しんだ おねえちゃんのおかあさん うまれた いっぱいうまれた 子供のころ、加奈江が話してくれたことを思い出す三上。 二人は急ぎ、砲台跡を脱出するのだった。 遊園地跡へとたどり着いた二人、三上は闇の中から自分を呼ぶような声を聞いた気がした。 幼いころの記憶がよみがえる、七つの門、七つの鍵。 加奈江の残した言葉と歌、そして父、隆平が捜し求めた夜見島の謎、 それさえ解けば記憶が完全に戻るという確信が彼にはあった。 電動パンダにまたがる阿部に三上は再び協力を求める。 物事に頓着しない阿部は、彼の真意を知ることもなく、彼に協力するのだった。 267 :SIREN2:2006/08/16(水)22 08 40ID tyC+jfBT0 百合をさがして夜見島遊園へ独りたどり着いた一樹。 百合は座っていた。声をかける一樹に百合はガラス製の鳩を見せた。 「見て」百合の手から滑り落ち、粉々に砕けるガラスの鳩。 「早くしないと戻ってしまう、混沌の闇の中に・・・」そうつぶやく百合。 一樹は百合の言葉を理解できなかったが驚くべきものを見た。 それは先ほど砕けたはずのガラスの鳩だった。まるで何事もなかったかのようにそれはそこにあった。 百合の歌う失われたはずの「巫秘抄歌」と幻視によって次々と現れる碑の封印を解く一樹。 最後の巫女の碑の封印を解いた一樹。とたんに強い眩暈に襲われる。 「見て・・・」頭を押さえ、苦しむ一樹の背後を指差す百合。 錆付いた観覧車があったはずのそこには巨大な穴が現れていた。 遊園地の地下に広がる空間。異様な雰囲気が漂うなか、一樹は百合の後を追って鉄製の階段を下りていく。 その先にあったのは、地底に広がる赤い海。百合はゆっくりと振り返り、上着を脱ぎ捨てていく。 「本当の私を見て・・・」そう呟き、はだけた胸元には、もうひとつの顔が浮かび上がっていた。 百合もまた、人ならざる者だったのだ。立ち尽くす一樹。今度は胸元の顔が話しかける。 「見て・・・私を見て・・・本当の私を・・・」そして百合の背後の赤い海の底から、 サイレンに似た咆哮とともに怪物と呼ぶにふさわしい姿をしたものが現れたのだった。 百合を名乗っていたモノ・・・。それは「母胎」の化身だった。 母胎・・・かつて地上を光の洪水によって追われ、異界の地の底に潜みしものの集合体。 永遠に近いときを経て、彼らの悲願を達成する機会がついに訪れた。 人間の手により封印を解き、人の肉体を自らと融合させること。悲願達成の第一歩はついに歩みだされた。 成す術もなく、母胎に取り込まれそうになる一樹。だが取り込まれようとした瞬間。 翔星丸の無線員、木船郁子が突如現れ、不可思議な力で母胎の動きを封じ、一樹を助けた。 「早く逃げてっ!これ以上は私が持たない!」正気に返り、母胎から逃げる一樹。 その時。 「うわぁっ!何なんだよこれ!」絶叫する阿部。 三上と阿部の二人がこの封印の地へと、母胎の前へと現れた。 三上の見えなくなったはずの目に、母胎の、かつて己の目の前で海の底へ溶けるように消えていった加奈江の顔が映った。 「おねえちゃん・・・?おねえちゃんだよね・・・?」全ての記憶を取り戻した三上。しかし彼の目に映るのは人面魚体の怪物ではなく、やさしかった姉の姿。 「ぼくさびしかったよ・・・くらやみのなかでひとりぼっちだったよ・・・」ふらふらと赤い海に佇む加奈江へと歩いていく三上。 三上が加奈江に抱きつこうとしたその時、章子が現れ、三上に叫んだのだった。 「脩ゥッ!見ちゃダメェーーッ!!」 「おねえちゃん・・・?」章子の言葉に驚きの表情見せた三上だったが・・・ すでに遅かった。 母胎の腹部から伸びた何本もの触手によって、三上は母胎に完全に取り込まれてしまった。 「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」 歓喜の笑い声とともに何十、何百もの闇霊を産み落とす母胎。 その姿に驚き、阿部は章子を、木船は一樹を連れ、その場から逃げるのだった。 しかし彼らの後を闇霊-大きな口を持った、たとえるなら真っ白な人魚の胎児のようなモノ-が追いかけてくるのだった。 その時、地上では、三沢は無数の屍霊と戦い、永井は鳴り響くサイレンの音に耳をふさぎ、 市子は・・・鮮血に染まり、もう動くことのない藤田に抱きついて、泣いていたのだった。 274 :SIREN2:2006/08/17(木)17 07 52ID 2pt0I5q10 船から投げ出され、赤い海の中を漂う三上。 過去の記憶が断片的によみがえる。 足場が崩れ、海に落ちた後、彼は加奈江によってボートに乗せられた。 しかし加奈江は全ての力を使い切ってしまい、もう動くことすら出来なかった。 力なく海に浮かぶ加奈江。そしてそれを見つめる脩。 「脩・・・見ないで・・・・お願い。見ちゃダメ・・・・」 昇りゆく朝日とともに、加奈江は海の底へ、まるで溶けていくように消えていったのだった。 穴の壁面に沿うように設けられた鉄組みの足場を全力で駆け上がる木船と一樹。 だが一樹は母胎に操られたこともあってか、疲労が頂点に達していた。 膝をつき、その場から動けなくなる一樹。 そこへ、階段の上から無数の屍霊が、下からは無数の闇霊たちが迫ってくるのだった。 「僕を置いて・・・逃げるんだ・・」弱音を吐く一樹。 「何かっこつけてんのよ!こんなとこでかっこつけたって誰も見てないよ!バッカじゃないの!?」そんな一樹を叱咤する木船。 人外のものが迫り、最早これまでと思われたが、果たして化物たちは二人に襲い掛かることはなかった。 彼らを飛び越え、互いに喰らい始めたのだ。顔を見合わせ、頷く一樹と木船。 二人は全ての力を振り絞り、地上へと向かって走り出したのだった。 なんとか地上へと出た二人だったがそこにはすでに屍人たちによって包囲されていた。 木船は他者の肉体を乗っ取る自らの力を駆使し、武器を手に入れ、七つの碑を叩き壊し、 「冥府の門」を閉じようとするのだった。しかし門は閉じられることなく、門の中から黒衣をまとった闇霊たちがあふれ出てくるのだった。 逃げようとする二人を、変わり果てた藤田と屍人自衛官が包囲する。 しかしまたしても闇霊たちによって屍人は喰われ、二人は窮地を脱するのだった。 遊園地の出口へと向かった二人は三度、闇霊に襲われた。すでに出せる力もなく、絶体絶命の危機に陥る二人。 しかし空から降り注いできた赤い光によって彼らを取り囲んでいた闇霊は消滅し、二人は三度の危機をまたしても運命に救われたのだった。 集落まで逃げた二人。しばしの休息の後、人との接触を怖れる木船はその場から立ち去ろうとする。 木船の手をつかみ、二人で行動することを提案する一樹。 しかし木船の、自分は人の心を読むことが出来る、という言葉に驚き、一樹は手を離してしまう。 「そんな・・・化物を見るような目で見ないでよ」木船はそういい、力なく微笑み立ち去っていった。 -やはり自分は化物なのか。そのような思いに捕らわれる木船であった。 取り残された一樹は、何故手を離してしまったのか、と後悔していた。 彼の脳裏につらい過去の記憶がよみがえる・・・。 344 :SIREN2:2006/08/25(金)05 20 53ID o/3MmBwC0 怪異発生より8時間後の夜見島、潮降浜。 その近くを矢倉市子は彷徨っていた。服には藤田の血がついている。 「お母さん・・・家に・・・帰りたい・・・」 そう呟く市子の脳裏に一瞬奇妙な記憶が甦る。 誰かの手にぶら下がる自分。しかし、ブレスレットが千切れて海へ落ちていく。 記憶のなかの市子が海に落ちたと同時に、市子自身も足を踏み外し、崖下の道路へと転落した。 -逃げなきゃ。そう思い、潮降浜の前を走りにける市子。その前にアイロンで武装した女屍人が立ち塞がる。 武器を持たない市子では対抗することができない。逃げようとしたその時、背後から軽トラックのエンジン音が鳴り響いた。 驚いて道脇の草むらに飛び込む市子。そのすぐ横を軽トラックが猛スピードで通過した。 市子が草むらから這い出してみてみると、女屍人が少し離れたところに転がっていた。 撥ねられたらしい。 市子はアイロンを手にすると廃墟になった小中学校跡へと向かったのだった。 大道具倉庫で釘箱を入手した市子はそれを校舎裏の道に撒いた。しつこく追跡してくるトラックをそれでパンクさせようというのだ。 市子の目論み道理、タイヤが破裂し、制御を失い、封鎖された校舎裏門を突き抜けるトラック。 その時校舎裏門から大量の闇霊が侵入してきた。屍人たちは市子に目もくれず、闇霊を攻撃し始める。 そのまま校舎裏門を抜ける市子だったが軽トラックから屍人が降りてきた。 かつての沖田宏である。 沖田は市子に気づくまもなく闇霊に囲まれ、そして喰われた。 市子は泣き叫びながらその脇を通り抜けるが、闇霊に囲まれてしまう。 その時、市子の頭上に赤い光が降り注ぎ、包囲していた闇霊は蒸発するのだった。 その1時間ほど前。 崩谷、夜見島金鉱(株)社宅跡。 そこに女の悲鳴が響き渡った。だが生きているもののそれではない。 海より来る穢れに操られしもの、屍人の叫び声である。 異界、夜見島において人の上に君臨し、蹂躙する存在。 そのはずの彼らが恐怖し、逃げ惑い、仲間に助けを求めていた。 かつての彼らの同胞、闇人が復活したのだった。 同胞とはいえ彼らの間には仔細あって愛憎遺恨が渦巻いていた。 初めはいきり立って闇人に襲い掛かった屍人たちだったが、その力の差たるや歴然。 屍人は頂点の座をあっさり奪われた。しかし己の存在意義を賭け、全力で抵抗していた。 助けを求めた女屍人、鍋島揉子(金鉱跡で一樹たちの脳天をハンマーでカチ割ろうとした)は背後に迫る気配を感じ、ベランダへと逃げた。 機関拳銃を手にした闇人が彼女を追いかけていたのだ。 彼女を見つけ、歓喜の叫びを上げる闇人。その時。 -響きわたる叫び声に答えるかのように、不規則な足音が社宅跡に響く。その数2人分。 三沢、永井らの隊を指揮していた陸上自衛隊の佐官、一藤二孝が部下の屍人自衛官を連れ、揉子救出に駆けつけたのだ。 銃に弾倉を装着し、部下に指示を出す一藤。動き回る死体程度の屍人と完全に肉体を支配する闇人では身体能力の差は歴然。 ならば戦術でカバーするのみ。光に弱いという闇人の致命的な弱点をつきながら、立ち塞がる敵を倒し、社宅に突入した両名。 その一室で揉子を無事発見した一藤。 「うぉぅ!?(訳:大丈夫か!?)」 「ヒィィィィィィィ・・・(訳:アイロンが・・・形見のアイロンがないの・・・)」 銃に新しい弾倉を取り付ける一藤。 「うぉぅ!(訳:俺にまかせな!)」 女を泣かすやつァ許さねぇとばかりにいきり立つ一藤。その心の裏には彼女への想いがあった。 屍人だてらに一目ぼれである。 その想いの前には凄腕狙撃闇人も変わり果てたかつての部下も意味を成さなかった。 ついにアイロンを手にする揉子。あとはここより脱出するのみである。 脱出まであと一息、その時背後から一藤を大量の銃弾が襲った。 振り返ると銃を構えた闇人が立っていた。 「イヒヒヒィィィイィィ!!」 一藤に狙いを定め笑い声をもらす闇人。 「!?ギィィィィィィッ・・・!」 銃声とともにその場に倒れる闇人。その背後には部下屍人が立っていた。 その姿を見て、安堵し、その場に座り込む一藤と揉子であった。 122 :SIREN2:2006/09/07(木)01 55 01ID Xo0D5JwM0 四鳴山の林道を歩く阿部と喜代田。阿部が多川柳子との思い出を語りだす。 「あいつ時々わけわかんねーくらい暴れだしたりしてさ・・・」 そこまで語ると言葉につまり、俯く阿部。 阿部に寄り添う章子。二人が顔を上げたとき、信じられないものを見る。 目の前にそびえたつ廃鉄塔。その上空にはもう一本の鉄塔が宙吊りに浮いている。 そうではない。夜見島上空にはまるで鏡に映りこんだかのように、もうひとつ夜見島が存在していた。 「何かに呼ばれている気がするの。そこまで連れってくれないかな。」 そう阿部にいい、廃墟の港湾施設を探索する章子。そこここで立ち止まっては過去の映像を見ている。 「アレ?これは・・?」「どういうことなの?」「・・・そうか」「・・・もう少し・・・もう少しよ・・・」 「・・・灯台へ行きましょう」そう阿部に告げる章子。 「・・ほら、がんばって・・」「もう少し、あともう少しよ・・」 灯台前の橋にたどり着いた二人。だが橋は崩落している。しかし章子は穴に向かってフラフラと歩いていく。 「ホラ・・・もう少しよ・・・がんばって・・・・・しゅう」 「おい!あぶねぇ!」 穴に落ちそうになる章子の腕をつかむ阿部。章子はそのまま倒れこむのだった。 疲れ果て、道沿いの石の上に腰を落とす二人。 「はっぴばーすでぃとぅゆー♪」 突然歌いだし、ポケットから拾った金のアクセサリーを章子に手渡す阿部。 「今日誕生日だったろ?免許書で見たんだよ。」 戸惑いながらも表情を緩める章子。俯いて寝息を立てだした阿部に寄り添い、しばしの平穏を味わうのだった。 243 :SIREN2:2006/09/18(月)02 05 33ID //aGHVnB0 砲台跡で大の字になって寝転び、三沢は空を見上げていた。空にはもうひとつの夜見島があった。 「・・・あっち側は遠いなぁ・・・」そう呟く三沢。 その時、突然少女の叫び声が聞こえてきた。 すぐ近くで市子が闇人に襲われていたのだ。その叫び声を聞き、薄ら笑いを浮かべて武器を構える三沢。 市子は三沢に助けられ、無事に砲台跡から脱出する。そして三沢も市子の後を追うのだった・・・。 蒼ノ久集落に来た永井は少女の嗚咽と男の声を聞いた。 「あの女より生臭い。お前は何なんだ」そういい市子に銃を向ける三沢。 「わかんない・・わかんない・・・!!」そういい泣き叫ぶ市子。 「やめろーッ!!」そう叫び咄嗟に銃を構える永井。しかしその弾みで銃が暴発し、三沢を打ち抜いてしまう。 よろよろと永井の方に向き直る三沢。 「・・・・やるじゃない」そして永井に抱きかかり、最期の言葉を残すのだった。 「俺は先に目覚めちゃうけど・・・・・悪いな」 最後まで三沢の真意を理解できず、目の前の事実に呆然とする永井。 永井は市子を連れ、その場から逃げるのだった。 60 :SIREN2:2006/10/04(水)21 22 38ID VJosXtZY0 三沢を誤って射殺し、市子をつれてその場から逃げ出した永井は夜見島金鉱社宅へとたどり着いた。 虚ろな市子を励ます永井。その背後の暗闇に、巨大な顔がぼんやりと浮かび上がる。 銃を構える間もなくはじき飛ばされる永井。起き上がると既に市子の姿も無い。 さらわれた市子を奪還すべく走り出す永井。 社宅の一室に市子はいた。しかし永井が声をかけるが虚ろな笑い声だけを返す市子。 市子はフラフラと立ち上がり、突如機関拳銃を永井に向けて発砲した。 「あの時死んだのは・・・・私。・・・・早く還りたい・・・・おかあさん。」 意味不明な言葉を呟き、闇人を殲滅しながら社宅をさまよう市子。 永井は市子が落としたと思われる壊れたブレスレットを市子の前に示し、正気に戻そうとするが 市子は永井の手を振り解き、逃げてしまうのだった。 冥府の門が開き、母胎が復活したその時、市子に急激な変化が訪れた。 薄笑いを浮かべる市子。藤田の胸に突き立つナイフ。うわごとのように娘への懺悔を呟き動かなくなる藤田。 我に返った市子の嗚咽と叫びが闇に木霊するのだった。 市子は思い出す。ー眼下に広がる、荒れ狂う漆黒の海。親友ノリコの腕にぶら下がり、今にも落ちそうな市子。 おそろいで買ったノリコのブレスレットに指がかかり、ブレスレットが大きくゆがむ。 死にたくない-そう思い指に力をこめた刹那、市子は荒れ狂う異界の海へと落ちた。 赤く染まった海中に漂う市子。手にはブレスレットが握りしめられている。 水中に響くくぐもったサイレンのような音が、徐々に市子に近付いていく。 ドアを開け船室に足を踏み入れる一樹。薄暗い船内に外光が差し込み、闇霊が奇怪な叫び声を上げ消滅する。 殲滅すべき敵を認識した一樹の目に憎悪が宿る。 「光が・・苦手なんだな・・・。化物め、化物め、化物め!」 憎むべき敵と、その弱点を知った一樹は船内の電源を復活させ、闇霊を一掃する。 人の姿をした化物も、更に醜悪な姿になった闇人、ともえをも倒した一樹。 疲れ果て、忍び寄る闇霊に気が付かない一樹を永井が助ける。 悲観的言動の一樹に対して、ある種の居直りを見せる永井は、絶望的状況での悪あがきを促す。 再び夜が訪れる。 待っていても助からない。 二人は怪異とその元凶に挑む。 472 :SIREN2:2006/11/28(火)20 24 07ID 0Kyq4nbO0 夜見島、瓜生ヶ森。 背後から郁子の肩を掴もうとする阿部。反射的に振り払う郁子。 「なぁアンタ、派手なカッコした女見なかった?・・・・あれ?アンタどこかで・・。」 阿部は章子の行方を尋ねるうちに、何故か奇妙な懐かしさを覚える、郁子は何も答えず走り去る。 章子は蒼ノ久集落にいた。 章子の意識に自分のものではない過去の映像が断片的に甦る。目を開く章子。 「脩……あの子はどこ?」覚束ない足取りでさまよい始める章子。 自分のものでない記憶に導かれた章子は三上家へたどり着く。 しかしその三上家から異形の存在となった三上脩の父、隆平が現れる。 「まだ起きていたのか。早く寝なさい。」 子供をあやすような口調で襲い掛かってくる修平。 章子は霊体となった脩に導かれ、夜見島に伝わる、異形の存在を浄化するという滅爻樹を手に入れる。 修平の隙を突き、その体に滅爻樹を突き立てる章子。 異形の断末魔の叫びとともに、修平は浄化された。 そして章子は真実を知ることになる。 血にまみれさび付いた包丁。 本当の自分。 あの日の記憶 隆平の腹部に刃物を突き刺している自分。 隆平は何が起きているのかわからない、という顔だ。 玄関の戸が乱暴に開けられる。 雨合羽をきた漁師の男たち。 奥の部屋へ逃げ込む。 そこの鏡に映るのは 章子の顔。 振り上げた包丁を鏡に叩きつける。 章子の顔はひび割れ、砕け散る。 「ーそう、私はー」 錆びた包丁を手に立ち上がる章子。 だがその顔は加奈江のものであった。 220 :SIREN2:2006/12/24(日) 21 23 22 ID k+hq9IPm0 四鳴山、離島線4号基鉄塔。 かつて島民から聖域として畏れられた地に聳え立つこの鉄の塔も、 島の他のものと同じく朽ち果て、自然の中に埋没していた。 そしてそれは島が異界と化した際に、さらにおぞましい姿になった。 朽ちたコンクリートの基部とその上に立つ鉄骨製の塔、そしてそれらにまとわりつき、飲み込むように伸びる一本の巨木。 それは異形に対し、抗うことを決心した者たちさえも竦みあがらせた。 社宅、ブライト・ウィン号、それぞれで異形に対面した二人だったが、 一樹と永井は奇怪な鉄塔がそびえ立つ異様な光景に気圧された。 その鉄塔の先に、もうひとつの夜見島があるのを見た一樹がひとつの結論に達した。 「ここは27年前の夜見島のコピーだったんだよ!!」 「うわぁ・・・語り始めちゃったよこの人・・・。」 「やつらはこの鉄塔を利用して現実の世界に浸出するつもりなんだ!」 一樹は思いつめた表情で、塔へと独り歩き出し、諦めと居直りの態度の永井がその後を追う。 二手に分かれた一樹と永井だったが、鉄塔上部にて無事に落ち合うことができた。 階下の永井を一樹が引き上げようとしたその瞬間、背後から再び異形が現れた。 「他所者どもめ・・・・わしの目の黒いうちは好きにはさせんぞ!!」 それは変わり果てた網元、太田常雄だった。 太田に突き落とされ、鉄塔から落下する永井。 一樹は鉄塔内部へ逃げ込み、隙を突いて太田を押さえ込む。 そして途中で偶然手に入れた太田常雄銘の滅爻樹を突き立てた。 「あああぁぁぁぁぁッ!・・・穢れが・・・消える・・・」 断末魔の叫びを残して、太田常雄は滅せられた。 その様子を見ていた太田ともえは、驚き、怯え上階層へと逃げていくのだった。 441 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 15 40 45 ID apy4KcCF0 簡単でいいからサイレン2お願いします。 まとめの奴って最後までかかれてないよね? 443 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 18 16 51 ID ud1aa8n60 441 書かれてないからやってみてみるよ 446 :SIREN2続き:2008/05/06(火) 21 52 52 ID ud1aa8n60 初めてなんで変な文章でゴメンよ とりあえずwikiの続きから 夜見島離島線4号基鉄塔 感応視により闇人達が鉄塔を通じて現実世界に侵攻しようとしていることを知った郁子は、 鉄塔のふもとにて頂上を見上げ、闇人たちの思惑を打破しようと決意する。 そのとき不意に背後に気配を感じ振り向くと、視界の端に人影を捉え消えた。 その人物のいたところには滅爻樹(藤田茂銘)が転がっていた。 鉄塔を上る道中、クレーンの鍵、鉄塔に絡まるように生えていた大樹に突き刺さっていた 闇那其(あんなき)なる巨大な石、乙式ともえがいじくっていた一樹のカメラを入手。 感応視を駆使して闇霊や闇人がたむろする鉄塔をさらに上り、鉄塔中腹で徘徊していた闇人藤田を滅爻樹で浄化した。藤田は「そうか…あんたも…あの…」と謎の言葉を郁子に投げかけ浄化されていった。 闇霊闇人との幾多の戦闘や闘争のはてに疲労困憊となった郁子はよろけ、さらにその足場は崩れてしまった。 が、あわやの所でその手を一樹がしっかりとつなぎ止めた。数時間前には異能に躊躇し手放してしまった郁子の手だったが今度は離さないと一樹はこれまでの顛末を詫び、それに悪態で郁子は返した。笑みを浮かべる二人。 そして二人で鉄塔の頂上を目指すことになった。 夜見島金鉱採掘所 昨日団地内に自生していた夜見アケビに当たり腹痛に苛まれながらトイレを探していた阿部。激しい絶望感に「くそすぎだろっ!このままじゃよう…」とへたれこんだその頭上に銃弾が打ち込まれた。 徘徊の最中闇人化した三沢をかわし物置に入ると霊体化した三上と遭遇した。 持ち前の明るさでもって気さくに挨拶する阿部の目の前で三上は壁の中へ消えていった。 三上が消えたそこには犬笛があった。その犬笛を何の気無しに吹いてみるとツカサが現れた。彼女も霊体化した三上に導かれて金鉱へと来たのだった。ツカサは阿部が砲台跡で落としたライターを返すと瓦礫の向こうへと再び走り去っていった。 447 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 21 53 54 ID ud1aa8n60 夜見島小学校 鉄塔から落とされ再び一人となった永井は闇人への徹底抗戦を決意。フェイスペイントを施し自己を鼓舞し『逆切れモード(永井談)』となり闇霊を殲滅していく。永井は軽トラックで小学校を根城に跋扈する闇人闇霊を轢き殺し、団地で手に入れたタイムカプセルの地図をもとにヒューズを手に入れた。さらに校舎に立てこもった闇霊を信号弾の閃光でいぶりだしそれも殲滅、残った闇人化した沖田をトラックに積んであったTNTで爆殺、体を完全に破壊されたことで沖田の復活は不可能になり、遂に引導を渡すことに成功する。 そのころ学校に程近い浜、そのさらにさらに底の方から何か異形の生物が陸地に向かって急激な浮上を行っていた。 夜見島離島線4号基鉄塔 鉄塔頂上を目指す一樹と郁子の前に完全に自我を失い模倣体(外見は完全なコピーで中身はさっきの異形の生物の意思というようなものを想像してくれればおk)として覚醒した市子が現れた。 母体への恨みと思慕を郁子へ語りかける市子。右手に日本刀左手に機関銃を携えた市子も鉄塔の頂上を目指している。 本能的に先に市子を頂上へ行かせてはいけないと悟った郁子と一樹はさらに急いで鉄塔頂上を目指す事になった。 ※ここで補足 何故みな鉄塔頂上を目指しているの 一樹: キバヤシ理論。根拠無し。 郁子: ブライトウィン号沈没の際に唯一生還した木船倫子(市子の親友で市子の片思いの相手の中島君の子供を宿している)の体内にいた双子に百合や章子、加奈江と同じ性質をもつ母胎地上侵攻作戦に向けて放たれた内偵者が同化した。 その結果郁子は生まれながらに異能を手に入れていたわけだが、異能を手に入れるとともに母胎の精神とのリンクも手に入れていた。 そのため鉄塔の頂上に母胎がたどり着いてしまうと現実世界も侵食されてしまうと気がついている。 母胎: 地上侵攻作戦。三上脩の肉体を手に入れたことで現実世界に侵攻する力を手に入れたため侵攻作戦が遂に実行されることとなった。鉄塔の頂上で現実世界とリンクしているためそこにたどり着けば現実世界への侵攻が現実のものとなる(らしい)。 市子: そもそも母胎と屍霊は同一種であり光の届かなかった頃の地上で繁栄していたが、地上に光が降り注いだ際に光に耐性のなかった母胎と屍霊はそれぞれ別の場所に避難した。 母胎は異世界へ、屍霊は光の届かない深海へ。 屍霊は自身を捨てて異世界へ逃げた母胎が憎くてたまらない反面、母胎と再び一つになりたいという願望を抱いている。 そのため母胎の元へたどり着くべくブライトウィン号沈没の際に手に入れた市子の水死体をもとに自己の意思を反映するためのコピー、模倣体を異世界へ送り込んだ。最初は人間のときの記憶が再生されていた市子ではあったが 現在は完全に模倣体として覚醒しており母胎と合流するために鉄塔の頂上を目指している。 また市子は母胎との合流が至上目標であるためそれを妨げるものは人間であろうと闇霊であろうと駆逐していくのであった。 一方母胎側としては長く現実世界にいることで形質が劣化してしまった屍霊にはさしたる興味もなく地上侵攻作戦を遂行することが至上目標であるため邪魔する屍霊は敵として認識されている。 鉄塔頂上に向かう道中乙式ともえを滅爻樹で浄化し、郁子が入手したクレーンの鍵でクレーンを動かし、市子をかわして鉄塔頂上へたどり着く二人。そこへ母胎も同じく頂上へたどりつく。 母胎と一樹、郁子が対峙するその最中突如鉄塔が崩壊を始め、市子は地面へ、一樹と郁子母胎は空へと落ちていった。 そのとき念願の母胎に辿りついた市子は、母胎にかえりみられる事もなく落ちて行くことになった。 448 :SIREN2:2008/05/06(火) 21 54 59 ID ud1aa8n60 夜見島金鉱採掘所 丁度同じ頃念願のトイレを遂に発見した阿部は用を足す。満足げにトイレを出、 ツカサに返してもらったライターでタバコに火をつけ一服の後、 バスケットのシュート宜しく便器に吸殻を放り込む阿部。 見事にシュートが決まりガッツポーズを決めた背後でトイレが爆発を起こした。 汲み取り式のトイレであったそのトイレの底に溜まっていたメタンガスにタバコの火が引火、爆発することになったのだ。 その爆発に連鎖されるように地下道に充満していたメタンガスが連鎖的に爆発。その爆発は鉄塔の足元にまで広がっていった。 遂に爆発は鉄塔の足元を完全に破壊しつくし、鉄塔は崩壊を開始する。目の前の現実に眼を疑う阿部なのだった。 その爆発鉄塔崩壊のため、現実世界とのリンクは崩壊、母胎の地上侵攻作戦は完全に潰えることとなり、阿部は何気に世界を救ったヒーローなのであったが、そのことは誰も知らない。 夜見島潮降浜渚 鉄塔が崩壊していく姿を呆然と眺める永井の周囲から光がなくなっていく。闇人甲式として進化を遂げた三沢が不敵に笑っていた。永井は三沢との決着をつけることを決意する。 闇人甲式として進化した三沢は無限弾薬を誇る最強の機関銃MINIMIを装備しているので、永井は迂闊にその前に立つことはできず、背後からその身を隠し狙撃することに成功する。(不死身の闇人を異世界の武器でない現代兵器で撃破することができたのは、三沢と対峙するまでに学校及び潮降浜渚付近の闇霊を殲滅していたため。闇人は闇霊が人間の死体を殻として利用している存在のため、殻=三沢の死体を利用する闇霊が付近に存在しなければ復活することができない。ゲーム中では三沢の体力がこの戦闘中一切回復しないことでそれが表現されている。) 機関銃を乱射し遂に地に果てた三沢。やっと全て終わったことに安堵する永井の背後から市子の声がした。その市子の顔には巨大な目玉が浮き上がっていた。市子はもはや模倣体としてその存在を維持できなくなっていたのだ。 「家に帰りたい…一緒になりたい…」とつぶやき倒れる市子と、倒れ動けなくなった三沢を吸収するように浜から巨大な顔面(市子のそれを模倣したもの)の生き物が浮上してきた。まだ戦いは終わっていないことを知った永井は 三沢の残した機関銃MINIMIを携え巨大な顔面の生き物(堕彗児/おとしご)との戦いに臨むことになる。 堕彗児は屍霊の凝結したものであり、光に弱い。ここで永井は潮降浜渚にある灯台に向かいタイムカプセルから入手したヒューズを組み込み灯台の光を起動した。さらに堕彗児は移動手段が回転による突進しかないことに気づいた永井は廃棄されたタンクに激突させ、そこに残されていた重油を浴びせかけることに成功する。 光を浴び重油を浴び、怯んだ堕彗児に対し、潮降浜渚に打ち揚げられていた、漁船の発電機を起動させ水銀灯をともし、そのランプを堕彗児にぶつけることで、重油を浴びたその体を燃やし尽くすことに永井は成功した。 今度こそ本当に全て終わったことに歓喜の雄たけびを上げる永井。その叫びが夜の浜辺にこだました。 449 :SIREN2:2008/05/06(火) 21 56 04 ID ud1aa8n60 特異点 鉄塔の崩壊により一樹、郁子、母胎は特異点へ飛ばされていた。特異点、それは全ての事象が起こりうる世界だった。 ゲームとしていえば全て終了条件2で終わった世界。無限の可能性の中で現世と虚無の区別のない世界だった。 その世界の空には赤い海があり、そこから母胎が顔を出していた。計画の破綻に激怒した母胎は一樹たちに襲い掛かる。 一樹たちも母胎との最後の決着をつけることになった。 一樹と郁子の協力の下でも母胎の力は強力で、一樹は弾き飛ばされてしまう。その際にポケットからかつて拾った、昔三上が埋めたメダルが零れ落ちる。そのメダルを辿って幼少の三上もこの特異点へ導かれた。さらにその三上を探して章子/加奈江も特異点へやってきた。三上を探す最中、加奈江は自身と母胎がかなりの精度でリンクしていることに気づいた。三上の肉体は母胎によって抑えられている。よってその肉体を解放するために加奈江は自傷する事によって母胎に強烈な痛手を与えることに成功した。 そのとき、一樹と郁子がここに来るまでに手に入れていた闇那其(あんなき)が輝きだし、石の刃物の様な形態になった。 その闇那其を母胎に振り下ろす郁子。すると今まで一度もさしたる痛手を受けたと見られなかった母胎がうめき声を上げ逃げ出した。 この闇那其には全てを無にしてしまう力(そして闇那其のみが残る世界を作る力)があったようだ。 そして一樹も母胎にその闇那其を叩き込んだ。強烈な断末魔を上げ息絶える母胎。決着に安堵する二人。がしかし母胎は最後の力を振り絞って再び赤い津波を呼び起こすのだった。 ENDING 三上脩&加奈江 赤い海の中パジャマを着た幼い三上を抱く加奈江。「おやすみ、脩。」 三上はそのまま瞳を閉じた。こうして加奈江と三上はともに赤い海(時空ののりしろ)の中静かに二人のときを過ごしていくのだった。 永井 堕彗児を倒したのもつかの間。赤い津波に飲み込まれる永井。その永井が飛ばされた世界は太陽に暗黒の影がかかり、 さも日食になったかの世界だった。浜辺には大量の闇人。この世界では闇人地上侵攻作戦が成功してしまったようだった。 この地上には人間は永井ただ一人、人間は伝説の怪物として恐れられていた。恐慌状態になる永井。 永井の姿に恐れおののく闇人を機関銃MINIMIで次々と銃殺していく。だがしかし現実世界に戻る術はあるのだろうか… 阿部&ツカサ やはり赤い津波に飲み込まれてしまった阿部とツカサであったが、辿りついた先は朝日の昇る穏やかな海岸道路だった。 その朝日を見つめながら、不意に全てが終わってしまったことに気づく阿部。この世界は闇霊屍霊がはじめから存在しない世界だった。 闇霊が存在しないため、母胎は存在せず、そして彼の愛した多河柳子もはじめから存在しなかった世界なのだった。 果てしない絶望感に苛まれただ滂沱と涙を流す阿部にツカサが寄り添った。彼女も自身が尽くしてきた飼い主の三上がいなくなってしまったのだ。そうして一匹と一人は互いに寄り添い朝日を見続けるのだった。 一樹&郁子 海岸で眼を覚ます一樹。朝日が昇っている。夜の世界が終わり現実に戻ってきたことを実感する一樹。 一樹と郁子が戻ってきた世界は唯一今までと同じ現実の世界だった。郁子が眼を覚ました。二人で朝日を見つめる。 穏やかな朝焼けの元満足げな一樹。その横で郁子は太陽の光を煩わしそうに睨み付けるのだった。 33 33 33 不死の肉体を持ち、異界の生物を殺しつくすうりえんを手にした異界ジェノサイダーとなった須田恭也は虚無の世界の夜見島に現れ、未だに生き残っていた闇霊闇人を殲滅する。その戦いに終わりはない。 450 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 21 57 08 ID ud1aa8n60 終わり 前回の人の文章を読み込まずに見切り発車で書いてしまったので かぶっているところとかあったらゴメンなさい あとどこを補足したら良いかよくわかんなかったので補足した方が良いってところがあったら教えてください 451 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 22 07 36 ID Z+mWvhJQ0 乙です 一樹&郁子のEDの時間の表示に関しても何かあれば… 452 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 22 14 03 ID ud1aa8n60 えっと 一樹&郁子 24 44 44 永井 24 32 22 阿部&ツカサ 24 45 55 です 460 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21 10 27 ID seoCvCyQ0 446-450 リクした者ですが、乙です。 ありがとうございました。 で、 >ゲームとしていえば全て終了条件2で終わった世界。 の“終了条件”の意味を教えてほしいのですが…… 461 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21 16 23 ID iYvEONq50 460 終了条件はSIREN中のステージを攻略するための条件で それが達成されるとステージがクリアとなる 終了条件には2種類あってまずそのステージがプレイ可能になると 出現するのが終了条件1 他のステージで何らかの行動を起こすことで プレイできるようになるのが終了条件2 こんな感じで良いのかな わからないところとかあれば補足するんで是非 463 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21 38 23 ID 4VBlsTvTO 登場人物達は閉じた世界である異界に 取り込まれているので、ループして同じ時間を繰り返してしまう。(終了条件1) しかし、それを打破するために各人が少しずつ 違う行動をとり、それらが積み重なることで新たな道が開ける。(終了条件2) 例えば、A地点からC地点へ到達が条件1とする。 このままでは世界は何も変わらないが、途中のB地点で鍵を 拾ったりすることで新たな展開がある。 はっきりいうと新シナリオを開くためのフラグ立ての作ぎょ(ry 464 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21 42 38 ID seoCvCyQ0 つまり、 終了条件1でゲームを進める→主人公たちは無限ループに陥り、その隙に世界が征服される 終了条件2でゲームを進める→ループ崩壊。ラスボスの元にたどり着ける ということで良いのですか? 465 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21 56 45 ID iYvEONq50 無限ループは初代SIRENで SIREN2はパラレルワールドの世界だった気がする 無限にある可能性の世界の中で終了条件2を 達成した世界だけエンディングにたどり着けた みたいな感じの
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犬屍人ワープ
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ステージ攻略について 主に「ノーマルクリア」での基本的なクリア方法を解説しています。 ハードモードに関しては「ハード変更点と対策」を合わせてどうぞ。 頻出質問は「よくある質問(FAQ)」にあります。 アーカイブは「アーカイブ」の欄に全て載ってます 終了条件2のシナリオが発生しなかったら「終了条件2発生方法」を参照してください。 人物別リスト みたいキャラをクリックしてください 一樹守 木船郁子 永井頼人 三沢岳明 喜代田章子 阿部倉司 藤田茂 矢倉市子 三上脩 加奈江 一藤 上記キャラクターの各称号攻略